中央の大きな階段から降りてきた同い年くらいの2人の男の子。
確か…この国の王子って双子だった気がするけど、
あんまり似てないな…むしろ正反対って感じだけど。
このパーティーはめちゃくちゃ大規模!って感じでもないので挨拶程度で王子たちの出番は終わった。
すると、隣から鋭い視線が…
何も覚えていないのでテキトウに話をあわせていると
タイミング良くメイドさんがミナト(?)に話しかけてきた。
アキラ先生に言われた…かも。
あの日は寝不足でウトウトしててあんまり話聞いてなかった!
ヤバい!結構大事な話してたんじゃん!自業自得すぎる…
そして現在―――
私は王家専用の休憩室にいる。
めっちゃ積極的に話しかけてくれるけど…何も分からない!
でも、めっちゃ優しそう!天使みたい!
ミルクティーカラーの髪に優しそうなタレ目。
完全に幻覚だが天使の輪っかと羽が見える。
第二王子らしいが全然そんな感じはしない。
王太子のクズハ様と双子で、
さっき思い出したが攻略対象でもあるっぽい。
まってまって、私の婚約者この人だったの??
めっちゃ派手だし、さっき女の人達と遊んでなかった!?
なんか軽いな…
なんかめっちゃ元気づけてくださる…
めっちゃ悲しんでる…?
でも、女の子と遊んでたよね??
フワさんはバンッと机を叩き、立ち上がった。
正直、怖かった。さっきまでニコニコしてたのにいきなり怒った顔で立ち上がれば誰でも怖がるでしょ。
しかもシーンとなって気まずい…
私は急いで休憩室を出て、ランカスター家の馬車が待機している場所に向かった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!