そうして儚く 、
陽の光に吸い込まれるように 、
ハラハラと花びらのように消えたキューピット 。
ショックでフラフラと倒れそうになる 。
クラクラ とする頭と共に 、
一時的な浮遊感を体中に感じたが 、
ばっ 、と何かが私を支えた 。
私を支えた彼と目が合う 。
倒れてきた私の顔を
心配そうに覗き込む彼 。
フラフラ と歩き出す 。
終わった … 、
え …
恋の矢を放ちます 、
▼
避けられます 、
▼
止まることを知らない矢が 、
流れ弾として 、こいつにヒット …
なぜよりによって 、
いつも煽り煽られの
よく分からない関係のアイツだなんて …
なぜだ 、
なんでなの ??
… 仲悪いわけでもないけど 。
青草 礼太 。
同学年同クラスの中学校からの腐れ縁の男 。
声に感情が乗らない鼓膜破壊神 。
我が校の風紀委員長 … らしい 。
私は勝手にお飾りだと思ってます !!!!!
ところで らっだぁって誰 ??
歩き出す私の手首を握る 。
あれ 、
なんかしれっと 、
自分も保健室に行こうとしてない ??
あれ ???????
なんてこった 。
今すぐにコイツと距離を取って 、
告白チャンスみたいな場面は避けたいのに 。
授業の予鈴がなる 。
しかし 、
彼は焦る素振りもなく 、
私を保健室まで
私の体調に注意しながら連れて行った 。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!