マユさんが全ての真相を話し始めた。
『ミユは小学校の時に一緒にお風呂に入った時に遊びの流れで沈めてしまって、それで亡くなったと思ってました、その罪悪感で私は本当におかしくなり、私の中にミユが入ってるみたいな状態になったりしました、それがなくなったのは、大学の時です』
『はい、というより高校三年の時に、頭に違和感があって、私はアメリカに戻る気はありましたが、シアトルというニューヨークより遠いところなんて考えてもなくて、でもシアトルに何かがあるみたいな感じで、大学に行ったんです、今思えば、テレパシーだったと思います』
双子によるテレパシーで再会した2人はどうなったのか?
『ミユは、心底私のことを恨んでました、だから付き合ってたイェリのことも平気で奪って、イェリだけでなく、私の大切なものを盗んだりしてました、大学内ではミユは私の悪い噂を流しました、噂というか本当のことですけど、姉に殺されかけたって言いふらして、幸せだった大学生活は、最悪になりました』
『そうですね、大学でもサオリとして登録してるし、サオリとして生きてるからミユという名前は伏せてと言われて、でも他人ではなく姉として生きてって、顔は同じだから仕方ないことです』
『それで、大学在学中に父が亡くなりました、父にはミユが生きてたことを伝えたことで体を病んだそうです、父にとっても罪悪感はあったことでしたから、そして大学を卒業した私は、ニューヨークに戻って社長秘書として働きました』
『うん、でも私の中で解放された気分にもなりました、ミユは日本に行ったのもありましたので、でも社会人になっても、私は結局地獄のままでした』
そう言った途端、マユさんは体を震わして泣きそうになり、私も唐突すぎたと思いすぐ謝った。
『訴えようとしたの、でも、社長に脅されて…権力持ってるし、本当あの人の手で何でもできたの』
その後確か、マユさんの自殺がきっかけで明らかになったと言ってた。
『ミユは日本に帰ったあと、通訳として働いてたんです、しかも、私と同じ境遇に遭ってました』
ミユさんはどうやら上司によるパワハラ、同僚たちによる嫌がらせがあり、当時まだシカゴにいた養父母の元に帰ったとのこと。
それがきっかけで連絡を取るようになり、ミユさんは養父母には記憶が戻ってて双子の姉がいたことも言ってたため、実際にマユさん自身がシカゴに行って養父母にお会いしたらしい。
『ミユは私にしたこと全てを謝ってくれて、シカゴのお父さんお母さんもすごいいい方で、そこからはたまにシカゴに行ってお邪魔して、本当2人目のお父さんお母さんのように思ってました』
姉妹仲が良くなって、再び家族のように戻れた2人、ミユさんはシカゴで実家暮らししながら、新しい仕事も始めて、今から5年ほど前にニューヨークに引っ越したそう。
『私が自殺を考える頃から、社長のセクハラは悪化して、深刻な状態になったんです、大体6年くらい耐えてきましたが、もう限界で、私が死んで呪われればいいと思いました』
そしたら彼女を気にかけたミユさんがマユさんの元に向かって、夜遅くに人通りがない現場になった場所に行った。
『そしたら、ミユは全部話聞いてくれて、まだ当時私が会社でセクハラされてるなんて言ってなくて、そしたらミユが、私が身代わりになるって言い出しました』
『私は止めた、そしたらミユは、私の目の前で…』
マユさんは止めたにも関わらず、ミユさんは飛び降りようとしたらしい。
『ミユにはお父さんお母さんがいるのに、帰りを待ってくれてる人がいるから、私にはもういないからと言いましたが、ミユが私として死んで、私はミユとして養父母と暮らすように言ってきました』
そしてミユさんは、その場で飛び降り、即死だったという。
その後ミユさんの言う通り、マユさんが亡くなったと病院に伝え、突然妹が飛び降りた衝撃とショックを隠しながら過ごしたそう。
『その後は、ミユの言う通り養父母の元に暮らして、ミユは当時求職中でしたので、家にいることや姉妹を亡くしたショックで家で療養してるというのは不自然ではありませんでした』
だが、自身が妹を殺させてしまったという罪悪感を再度味わってしまったことで、ミユさんが亡くなった1週間後に姿を消した。
姉の代わりに死ぬという妹の正義感、でも姉である彼女は耐え難かったようだ。
まずお気に入りが1400行きました!ありがとうございます!
大切な人のために身代わりになる、愛がすごいですね!
引き続き真相が続きます!ぜひお楽しみに!
またこの話がよければ、いいねとお気に入りに登録お願いします!tiktokでは予告もしてるので、気になる方はぜひプロフィールのtiktokマークから入って見てください!















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!