❥𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡❥
夜ご飯を食べ終わって片付けもして勉強もして、いつも通りの時間にはベッドに入っていたが、いつものようにすんなりと寝ることが出来ない
ベッドから体を起き上がらせて、寝れない苛立ちから頭を搔く
そしてリビングで水を飲んで落ち着こうと思い、階段を下ってリビングに向かう
すると、今悩みの種であるお兄ちゃんがリビングでテレビを見ていた
いつもなら絶対にお兄ちゃんから話しかけてきて、少し会話があるはずなのに今はテレビの音だけがある
シンプルに気まづい…
さっきのことを思い出す度に、少し顔が熱くなる
あんまりここに長居したくないと思って、さっさとコップに白湯をつぎ、口いっぱいに流し込む
そしてさっさと階段の前まで早歩きで向かう
階段の前に着いたと思ったらお兄ちゃんがソファーに座ったまま私に声をかけてくる
声をかけられると思っていなかったので、突然声をかけられて心臓が痛くなるほど驚いた
さっきの話を蒸し返して欲しく無さすぎて、お兄ちゃんの方に顔を向けずに俯きを貫き続ける
周りの音が聞こえなくなるぐらい心臓の音が大きくなって爆発してしまいそうだ
すると、突然背後に気配を感じてバッと後ろを振り向くとお兄ちゃんが立っていた
自分の心臓の音でお兄ちゃんが近くに来たことすらも気づけなかった
お兄ちゃんは自分の気持ちを私に伝えながら私の手をぎゅっと握ってきた
2人の手の体温が高くなっていく
めっちゃ、腹立つ…!!
そう思いながら急いで階段を駆け上がり、頭の上まで布団を掛けてベッドの中でうずくまり、寝落ちした
𝑒𝑛𝑑















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。