第5話

自己満足の弔い5冊目
71
2025/07/31 08:31 更新
この作品にはライブラリーオブルイナのネタバレが含まれます
その他捏造や指定司書と館長たちが出て来て司書補たちと話すこともあります
苦手な方は話を見るのを中断してね!











頬に着いた血飛沫を拭い取った。
目の前の人が本になって消えていく様を見下ろす
(なまえ)
あなた
……。
やはり、あまりいい気はしなかった。
逃げた2人は、帰ってこない1人をどう思うだろう?
《マスの本 獲得》
ローラン
ローラン
…今日は安定してそうだな?
(なまえ)
あなた
まあ……はい。
他の奴らはきっと復讐しに帰ってくるだろうな…
こんな事ばかりしてたら、呪われそうだ。



本を持ち帰り、アンジェラの元に帰った。
二人が話しているのを軽く盗み聞きながら、周りで本を片付けたり、技術科学や歴史の階に持っていく本を分類した
そういえば新しく文学の階?が出来たんだっけ。ローランさんがさっき顔を合わせに行ってたな。すぐ帰ってきてたけど
(なまえ)
あなた
……マスの本……
そろそろ燃やすことを取得したいなあ…
そんなことを考えていたら、本が光り始めた。
え、なに?
(なまえ)
あなた
うっ、眩…
手で目を覆った。直視したら目が悪くなりそうなくらい明るすぎた。


光が収まったと感じた時、目を開けた。
けれど目の前にあったはずの本は消えている。
(なまえ)
あなた
あれ、あれ…ん?
(なまえ)
あなた
…マスのコアページ……
無くなった本の代わりにあったコアページを見て、すぐに理解した
(なまえ)
あなた
あああああ館長館長!!
本が……!!燃えました!!
アンジェラ
アンジェラ
また?物理では辞めてって……
アンジェラ
アンジェラ
…あら、本当ね。コアページとバトルページが出てる。
(なまえ)
あなた
も、燃えちゃいましたよ!
凄くないですか?
ローラン
ローラン
ハハ…相当嬉しそうだな。
(なまえ)
あなた
当たり前ですよ。
ローラン
ローラン
テンションの落差が激しいな…
(なまえ)
あなた
でも…本当に嬉しいですよ。
これからは頼ってください、沢山。
アンジェラ
アンジェラ
そうね。あなたのこともちゃんと頼るわ。
…絶妙に〜だが、最近はアンジェラとの距離も縮んだ気がする。
このまま平和に行ければいいのだがな。
アンジェラ
アンジェラ
そろそろ次のゲストの接待をしに行きましょう。
あなた達、準備していて
(なまえ)
あなた
了解です




死にたくない、死にたくないと叫びながら本へとなっていく人々。
案の定、さっき本にしたマスと言う奴の仇を打ちに、友達を連れてルルという少女がやってきた。
(なまえ)
あなた
……すまない、な。
謝った。ひたすら、小さな声で。
生きるためとは言え、こんなことは本当に辛くて仕方ないんだ。
自分は死にたくないという切ない願望を抱える辛さをよく知っている。だから、余計罪悪感がおしよせてきた
ローラン
ローラン
こっちも片付けたぞ!…大丈夫か?
(なまえ)
あなた
……あ…はい。
大丈夫です。
残ったのは、ルルひとりだけ。
友達を引き連れても、それは無駄な犠牲を払うだけ
怒りは人の集中を切らすのは本当だったようだ。
(なまえ)
あなた
…すみません、ローランさんがやって頂きたいです…自分は…
もごもごと口を動かしていると、ローランさんは「わかった」と、一言だけ言ってくれた。
頼ってばかりで、申し訳なく感じる。
守備もまともにしなかったルルは、攻撃をまともに受けてしまい、そのまま本となった。
本になる寸前で、絶望と怒りが入り交じったような苦い表情が見えた気がする。
(なまえ)
あなた
…早く、帰りましょうか
ローランさんが本を拾い上げたのを見て、この場から急いで去った。
居心地が悪い。あそこ、いつか怨念とか出るんじゃないか?



アンジェラ
アンジェラ
おかえり。
いつものように出迎えてくれるアンジェラの横を通り過ぎた
アンジェラ
アンジェラ
…なに?またなにかあったの?
ローラン
ローラン
まあ、あまり詮索せず…そっとしておいてやってくれ。
アンジェラ
アンジェラ
…そういえば。文学の階が目覚めたのよね。
ローラン
ローラン
ん?ああ。
アンジェラ
アンジェラ
 …カウンセリングを受けたら、少しはあの情緒不安定を取り除けるかもしれないわね。
ローラン
ローラン
ん、なんて?
アンジェラ
アンジェラ
なんでもない。こっちの話。
ちょっと話してくるわ
ローラン
ローラン
ちょちょ…館長さ〜ん?俺の話を聞いてましたか??
ローラン
ローラン
…優しさはあるんだろうけど…時と場合があるでしょーが


椅子に持たれかかり、今にも死にそうな顔をしている自分に、アンジェラは本を持って寄ってきた。
(なまえ)
あなた
……なんです、館長…
アンジェラ
アンジェラ
すごく疲れていそうね。あなたにお願いがあるの
この本を文学の階に持っていってちょうだい。
3冊ほど積まれた本を目の前に出され、思わず間抜けな声が出た
(なまえ)
あなた
はぃ……?
(なまえ)
あなた
そ……そういうのは、ローランさんの役割では…
アンジェラ
アンジェラ
彼には別のことを任せていて忙しいの。
言ったでしょ、あなたにも頼るって
(なまえ)
あなた
…うぅ
痛い所を突かれ、反論できなくなった自分は渋々本を受け取って、椅子から立ち上がった。














文学の階
(なまえ)
あなた
……
初めて来たが、歴史の階と似たような、落ち着いた感じの階だな。
とりあえず…適当に本を置いて帰ろう。
机に本を置こうとした時、背後から足音が聞こえ、振り返った。
ガリーナ
……んん!?
わあ…ローランさん以外の人だ!
ああ、挨拶をさせてください!
(なまえ)
あなた
…見つかったな…指定司書?…いや、司書補かな…
まあ、どちらでもいい…早いところ話を切りあげ、帰ろう。
(なまえ)
あなた
初めまして。自分はあなたです。
ガリーナ
お素敵な名前ですね!あなたさん!
俺はガリーナと言います!
この階の最初に目覚めた司書補です!
ガリーナ
本を届けに来てくれたのですね!お礼をしたいです!
おすすめの本とか…あ!お飲み物とか必要ですか?!
やたらと元気な人だな。
耳がキーンってなるほどの声量で話されるから、少し困る。
(なまえ)
あなた
…大丈夫です、自分にはまだ仕事があって…
……ぁ?
ホド
…あ、えっと…こんにちは?
ガリーナ
あああ〜!!ホドさま!
このお方はあなたさんと言います!
本を運んでくれた人です〜!
ホド
あ…そう、なの?
ありがとうございます。私はホドって言います…よろしくね。
(なまえ)
あなた
…よろしくお願いします
ホド
あ…そうだ。本を届けてくれたお礼に…
ホドという方は、腕に持っていた本の中から一つを選び、自分に差し出してきた
ホド
これ、どうぞ。面白いんです!
あ…荷物にならなかったらでいいですけど…
…これは、受け取るしかないだろうか…。
差し出された本を受け取り、笑みを作った
(なまえ)
あなた
ありがとうございます、ホドさん。
読んだら返しに行きますね。
ホド
うん…是非感想を聞かせてね。
ホドさんも、優しい笑みを浮かべこちらに手を振った。
軽く手を振り返したあと、自分は文学の階を出た

ガリーナ
なんだかぎこちないお方でしたね〜。
ホド
そうかな…?確かに言われてみたらそう感じるかも…
それに、疲れた顔をしていたし…




総記の階に戻って、すぐにソファに向かった。
そのまま沈むようにソファの上に寝転がり、身を縮こまらせた
アンジェラ
アンジェラ
どうだった?
ビクッと体をふるわせ、突然現れたアンジェラを見上げた。
(なまえ)
あなた
うわっ
…館長…急に現れるのは心臓に悪いです
こちとら体の健康に気をかけなきゃならない歳ですよ
アンジェラ
アンジェラ
そこまで老いぼれてるようには見えないけれど。
それより、どうだった?ホドと話した感じ。
(なまえ)
あなた
…優しい人だなと思ったくらいですけど
アンジェラ
アンジェラ
カウンセリングは受けたの?
(なまえ)
あなた
は?カウンセリング?
受けてませんよ…
突然出たカウンセリングという言葉に混乱する。
後、寝ようとしてるのに普通に喋りかけてくるのやめて頂きたい
アンジェラ
アンジェラ
ホドのカウンセリングを受けたら、少しはその死んだような顔をマシになると思ったけど…受けてなかったのね。
(なまえ)
あなた
…あの……カウンセリングを受けるほど、自分病んでません。
アンジェラ
アンジェラ
彼からよく聞くわ。戦闘中、ゲストを殺す度に息が上がって、苦しそうにしているって。
それに、接待中に突然泣き出すってことも。
(なまえ)
あなた
……あー。
大丈夫ですよ、時間を置けば気が楽になるので。
アンジェラ
アンジェラ
…そうは見えないけど
(なまえ)
あなた
見方が悪いだけですね。自分は平気です
自分を気遣ってくれるのなら、毛布や枕などをくれると死んだ顔に生気が戻るんですけど。
アンジェラ
アンジェラ
……そう?
(なまえ)
あなた
そう。
アンジェラ
アンジェラ
…分かったわ。とりあえず、今日はもうゲストの接待は無いから、好きにしていいわよ。
お疲れ様。
(なまえ)
あなた
はい。お疲れ様…消えるのが早い。
言いたいだけ言って、アンジェラは消えた。
子供らしいと感じる一面もあるんだよな…
気遣ってくれているのはとても伝わったけれど、そんな慰めをしてもらった所で癒されやしない
(なまえ)
あなた
……ねよう。
色んな考えを振り払い、眠るように専念した。
そう、寝たら何もかも忘れる。
いつもそうだったように


…けれど最近は、精神的に来てるのか、寝ても罪悪感が消えないな。






……To be continued



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