逆行してから数分経ち、僕は状況整理に勤しんでいた
此処は孤児院、躰は小さく健康状態も余り良くない。
、、、断言しよう。此処は1番最初の世界線で、僕は18歳では無く幼少期に逆行したんだ
何故?今までこのような事は1度もなかった
だから、打つ手が無かったんだ
18歳になってからでは、もう全てが遅くて
救える命も、自分の命すらも守れなかった
然し今はどうだろうか?
自然と笑みが零れる
あぁ、何時ぶりだろうか?こんなに心から笑えたのは
折角幼少期に戻れたんだ
もう、好きな事をしよう
探偵社とか、ポートマフィアとか
組合とか、天人五衰とかもう……どうでもいい
好きにしよう
好きに生きよう
ヨコハマの未来とか、助けられた恩とか
勿論忘れてない。凡て憶えてる
ただ、自分の為に生きよう
1人の少年が妖艶な笑みを浮かべながら立ち上がる
そして_____
少年は腕を軽く振った
すると少年の前にあった檻が、一瞬にして壊れた
それをさも当たり前のように眺め微笑みながら外に出た
綺麗な月明かりに照らされた少年は
これからどうしようかと考えながら軽い足取りで歩いて行く
そして月を見上げ立ち止まり、呟いた
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。