私には記憶が無い。
いや、正確には記憶の大部分が欠如している、
と言った方が正しいのか……?
それとも、それを記憶喪失と言うのか。
分からない_____
分からないが、思い出せることもある。
目の前に人が居て、その人は酷く、苦しそうに
笑っていて、そして、私は泣いている。
そしてそれは、直感的に、己の体験だと、
認識している。
そんな夢を、時々、見る。
最近は、かなり、頻度も、高い、が……
この事を考えると、いつも頭が痛くなる。
キサラギが来るようになって、此処は一段と
賑やかになった。
それと同時に私の心労も募り始めたのだか……
あぁ、そう言えばキサラギが来てからだったか、
この頭痛が、長引くようになったのは。
そうすれば頭痛も幾分かマシになるだろう。
これは……何だ?
貴様は、誰だ?
なんの話だ。
これは、私の記憶……か?
貴様、は、、
先程の夢は一体なんだったのだろうか。
否、あれは夢などでは無い。
あれは……
何故、今更になって今まで以上に鮮明に
思い出せるようになったのかは分からないが、
とにかくあれは私の失われた記憶だった。
間違いない。
何故だか、そう確信できる何かがあった。
今度こそ、認めてくれるよね?
褒めてくれるよね?
ラクなのになぁ?
【意味の無いあとがき】
皆さんお久しぶりです。
壱葉です。
長らく更新してないのは最早恒例行事ですね((
もうこれに関しては開き直りつつあります
(ごめんなさい)
てか、前回の作品なんかやべぇっすね
何がヤバいってなんか全体的におかしいのがもう、
今回のは割と頑張りました。ハイ、
後編も頑張ります。
あと、リクエスト下さいも恒例行事化させます(?)
てことで(???)
ここまでお読み頂きありがとうごさいました!
以上壱葉でした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。