第91話

見たくなかった君とあの子。
492
2021/08/05 09:00

るぅとside
長い1日が終わり、帰ろうと思ったら
せんせー
るぅと、ちょっと手伝ってくれないか

と、親しい先生に声をかけられまして…



あなたに先に帰ってていいよ、と送ると
教室で待ってる、と返ってきた


待たせるのは悪いと思い、急いで終わらせている

Root
終わったぁ…!
せんせー
ごめんな、急に
Root
いえいえ…!では…!
せんせー
お疲れ様、また明日



Root
あなた…、急がなきゃ

走って階段を駆け上がり、教室まで行く
Root
…………え、…





すぐさま逃げた、走って階段近くまで逃げた。
Root
……

言葉が出ない、声が出ない




脳内でフラッシュバックしてる



















あなたとあの爽やかな男の子がキスする様子が。



















あなたside


教室でるぅちゃんを待っている



すると、荷物を代わりに持ってくれた○○くんが
忘れ物を取りに来たのか、教室に戻ってきた。
友達
あ、あなたちゃん
あなた
やほ
友達
どした?居残り?
あなた
んーん、待ってるの
あなた
○○くんは?
友達
忘れ物取りに来た
友達
あなたちゃんの待ってる人が
来るまで一緒にいていい?
あなた
ん…?いいけど…

1人で少し退屈だったから話し相手と思ってOKした










そこから他愛もない話を2人でしていた



課題やった~、とか、いついつ出掛ける~、とか。

○○くんは話してると相づちを打ってくれたり、
聞き上手でどんどん会話が進んでいく
友達
あなたちゃんって可愛いよね
あなた
どしたの急にw
友達
いやいやまじで。顔整ってるよね
あなた
そんなことないよw私より可愛い子なんてクラスにも学年にも沢山いるよ
友達
うーん…その中でも、特にあなたちゃんが可愛いと思うんだけどなぁ…
あなた
いいってw
あなた
…○○くんも顔整ってると思うけどね
友達
あなたちゃんに言われると
素直に嬉しいなw














友達
ねぇ、
あなた
ん?

近くの机に腰かけていたけれど、呼び掛けと同時に立つとこちらに歩み寄ってくる
友達
……俺さ、あなたちゃんのこと好き
あなた
…え…?
友達
……
友達
…ごめん


















友達
チュ…









ごめん、と告げられた後


頬には手が添えられて、唇が重なった





そっと離れてから、口を開いた。

友達
こんなことだめだってわかってるけど
…ほんと、……ごめん。
あなた
……ごめん…気持ちには応えられない…
友達
…うん、……じゃあ…俺帰るね…
あなた
うん、また明日ね
友達
………また















確かに今回の件は私にも非がある。




彼氏がいることは知って人は知ってるという感じで
たぶん、知らなかったんだと思う。



それに、手を添えられたときに何も抵抗しなかった
私も受け入れているようで悪いと思う。




抵抗出来なかったことに関しては…

動けなかった…振り払うことも出来なかった…。














るぅちゃんになんて言おう…




黙っておくべき…?素直に言うべき…?
















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れる。
るとくんが切ない想いしてばかりでごめんなさい、今度は甘々にする!!

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