第15話

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2025/08/07 01:28 更新
赤葦side
くそ、研磨のやつ…!インカム勝手に切りやがって!!
赤葦京治
みくに、つき、聞こえる?
月島蛍
『聞こえますなんでしょう』
赤葦京治
あ、よかった…つきには聞こえてるね。みくには?
月島蛍
『研磨さんが切るなら俺もってさっき切ってました。殺しますか??』
赤葦京治
先を急ぎ過ぎだな
赤葦京治
別にいーよ。そっちはみくにとつきでペアなんでしょ?1人がつながってれば充分だよ
月島蛍
『ならいいんですが…くれぐれも気をつけてくださいね』
赤葦京治
あぁ…ありがとう
そう言って会話が切れる。今のとこ全員無事だけど、相手はあの稲荷崎。しかも幹部と来た。たぶん、無事では済まない
赤葦京治
骨の1本や2本、覚悟しとくか…
宮侑
いや5本ぐらいは覚悟しときぃや。舐め腐ってるやろさすがに
赤葦京治
5本で許してくださるならありがたいんですけどね
宮侑
せやなぁ…許すか許さんかはこっちの匙加減やな
赤葦京治
随分自信がおありのようで
宮侑
少なくともあんたよりかは上やと思てる
赤葦京治
ははっ。それは…どうでしょう?
ぐ、と足に力を入れると同時に地面をけり上げた。初期スピードは多分相手のほうが速い…けど!
宮侑
もらったっ…!
反射神経や加速のスピード、脚力や柔軟性なら圧倒的に俺のほうが…上!!!!
赤葦京治
よっ…と…!
宮侑
んなっ!?
宮侑が今回使うのはライフル。こちらに一発飛んできた弾を避け、ライフルごと掴み侑の体を引き寄せた。
よし、そして相手が動揺した瞬間に…
赤葦京治
はっ!
一発、みぞおちに入れ込む…!!
宮侑
がっ、!?
宮侑は一瞬手の力が抜けたのか、ライフルを床に落とした。がしゃんっ、と派手な音を立て床に転がったライフルをすぐさま踏みつける。
ちょっと申し訳ないけど、壊させてもらおう
宮侑
あ"!!
赤葦京治
っと、すいません。間違えて踏んづけてしまいました
宮侑
どっこが「間違えて」やねん!むっちゃガン見して狙っとったやろがい!!!
さすがは関西。ツッコミにきれがある。ウチとは大違いだ
宮侑
はぁ…まぁでも、今のでわかったわ。あんた、銃使うん苦手なんやろ
赤葦京治
っ!、えぇ、まぁ。でも、どうしてそれを…?
宮侑
素直に言うとでも思ってるん?
赤葦京治
言ってくれないんですか?
宮侑
当たり前やろ。お前らが今後有利なるようなことは言いたないわ
赤葦京治
そ、ですか。将来のことも考えてるんですね。ここで死ぬかもしれないのに
宮侑
あほ。俺は死なんし殺されへんわ
赤葦京治
………は?
宮侑
だってお前ら、殺意ないやろ
赤葦京治
…………
__どこでバレたんだろう。
素直にそう思った。この世界では、殺意をうまく隠すことに長けた人間は少なくない。なんなら俺もその部類だし、殺意どころかそのときの感情や考えを完全に制御することができる。自分で言うのもあれだが、それに関してはスペシャリストと言ってもらっても構わないほどには。
宮侑
「なんでバレたんやろう」って顔やな。図星か?笑
赤葦京治
易い挑発ですね。訂正しますが、俺は「なんでバレたのか」ではなく、「どこでバレたのか」と考えてました。部分点なら差し上げますが?
宮侑
はっ、上昇志向でなにより。途中式は満点やが、答えまで辿りつけてへんならサンカク1点。ぎりぎり赤点ってところか?
赤葦京治
残念。採点ミスです。誰も答えまで辿りつけていないだなんて言ってませんよ。というわけで29点から30点。赤点回避です
宮侑
赤点なんて回避して当然やろ?そう考える時点で3流なんがバレてまうわ〜笑
赤葦京治
さっきから思ったのですが、宮の金色さんは挑発が下手くそなんですね。全くなにも思いません
宮侑
ふぅん……じゃあこんなんはどうや?
そう言うと、宮侑は一呼吸置いてこう言った。
宮侑
……お前の相方、
宮侑
さすがに、人間には見れへんやろ、あれ
___あぁ、まずい。
どうやら俺は…俺達は、とんでもないグループを相手にしてしまったみたいだ。
赤葦京治
………つき、みくに。ごめん
月島蛍
、え?
国見英
どうしました?
あーあ、また研磨に「機械の扱いが雑い!」って怒られるんだろうなぁ…
赤葦京治
なんかあれば呼んで。大丈夫、壊しはしないから
足元の原形をとどめていないライフルを眺めながら言う。
や、本当に申し訳ないと思ってるよ、うん。でも君、宮侑の持ち武器じゃん。壊すしかなかったんだよ。
赤葦京治
…2人には、聞いてほしくないんだ
月島蛍
ま、まさか…
赤葦京治
じゃあ、また後で
ぶつん、と通信を切る。これで、2人を少しでも気が散るかもしれない話から遠ざけることができた。この戦場において、「気を散らす」という行為はすなわち、「殺される」のと同義だ。死ぬときはしょうがないけど、なるべく死んでほしくない。
赤葦京治
ふぅ…それじゃ、やりますか
赤葦京治
…話す前に、殺します
宮侑
ほぉ…、ええ度胸やん。んじゃ第2ラウンド、行くか
赤葦京治
えぇ、喜んで
死ぬも死なぬも、勝利の女神の匙加減。
いーいーなーいーいーなー、にーんげんっていーいーなー
展開ジェットコースターすぎて笑えますね。
踏んづけてライフルを壊せてしまうほどの脚力…赤葦くんも大概人間とはほど遠い存在ですねあはは。ちなみに宮侑くんの方は1回だけブチギレてライフル折ったことがあるとかなんとか。怖いですね〜ここに人間の範疇に収まる人はいるんでしょうか。
では、また次回!!

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