前の話
一覧へ
次の話

第20話

20話
215
2024/06/05 18:23 更新
ミツに宣戦布告してからあなたには1度も会ってない。


あんな事を言っておきながら今までみたいに遊びに誘えなくなってしまったのはミツに対する罪悪感があるから。


あなたの幸せを願っているのは本当の事だし、


あなたの彼氏は俺のよく知る奴で周りから悪い噂なんて聞いたことがないくらい裏も表もないような男。



北山宏光。。。



仕事中もグルグル頭の中で考えてしまい、何度もスタッフに大丈夫かなんて確認されてしまっている俺はプロとして失格かな?


なんて。。



やっと撮影の休憩に入りスマホを確認すればあなたからの着信。


かけ直すと同窓会をしているという知らせだった。
思わず時計を確認し、何時まで集まっているのか聞いた。


毎年行けないこの同窓会だったけど……


なぜだか今日だけは行かなきゃ行けない気がしたんだ。


撮影と打ち合わせもある程度片付いた頃、もう1度あなたに電話をかけた。
玉森裕太
玉森裕太
もしもし?
あなた
はーい、終わった?
玉森裕太
玉森裕太
今終わったとこ。どこにいる?
あなた
今は二次会してるよ!位置情報送るね?迎えに行こっか?
玉森裕太
玉森裕太
迎え来なくていいよ(笑)一応女の子なんだから夜に1人で歩くのは危ないし。
あなた
一応ってなに?(笑)ずっと女の子ですけど私(笑)じゃ待ってるね、みんな楽しみにしてるよ!!
玉森裕太
玉森裕太
また着いたら連絡する、じゃまた後で!
抜け駆けになるのか?


いや抜け駆けと言うより今は俺の一方通行な訳だし、あなたの中ではただの幼なじみでしかない。


なんども忘れようとしたけど無理だった。


だから忘れる事を諦めた。

プリ小説オーディオドラマ