ミツに宣戦布告してからあなたには1度も会ってない。
あんな事を言っておきながら今までみたいに遊びに誘えなくなってしまったのはミツに対する罪悪感があるから。
あなたの幸せを願っているのは本当の事だし、
あなたの彼氏は俺のよく知る奴で周りから悪い噂なんて聞いたことがないくらい裏も表もないような男。
北山宏光。。。
仕事中もグルグル頭の中で考えてしまい、何度もスタッフに大丈夫かなんて確認されてしまっている俺はプロとして失格かな?
なんて。。
やっと撮影の休憩に入りスマホを確認すればあなたからの着信。
かけ直すと同窓会をしているという知らせだった。
思わず時計を確認し、何時まで集まっているのか聞いた。
毎年行けないこの同窓会だったけど……
なぜだか今日だけは行かなきゃ行けない気がしたんだ。
撮影と打ち合わせもある程度片付いた頃、もう1度あなたに電話をかけた。
抜け駆けになるのか?
いや抜け駆けと言うより今は俺の一方通行な訳だし、あなたの中ではただの幼なじみでしかない。
なんども忘れようとしたけど無理だった。
だから忘れる事を諦めた。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。