前回のあらすじ☆
リドル寮長エースに激おこ→許してもらうためにマロンタルトを作ろう
私たちは放課後裏庭で栗拾いをしようと集まったが、栗のイガが痛くてつかめないで頭を抱えている真っ最中です。
植物園
デュースの意見に3人が賛成し、エースデュース、グリム私の二手になって探すことになった。
私はグリムを引きずりながら植物園を散策した。しばらく歩いているとトングとカゴがあり、私はそれを取りに行った。
突然知らない人の声がし、振り返ると今日の魔法薬学でクルーウェル先生が言っていた、毒草をグリムが口に入れようとしていた。
私は急いでグリムの手に持っていた草を取った。
私はグリムに注意をし、そのあとさっきの人にお礼をしようと振り返るが、そこにはさっきの人の姿はなかった。
とりあえず、カゴとトングがあったとエースたちに連絡をし、ここまで来てもらうとこにした。(迷子になるから)
裏庭
私は植物園であったことを2人に話しながらクリ集めをしていた。
エースの調子がおかしいと思ったが体調が悪い訳ではないらしいし、本人も大丈夫と言っていたので、とりあえず今は栗拾いに集中しようと作業を進めた。
それから1時間、3人のカゴがいっぱいになるまでクリを集めた。
と、一緒に保健室に着いてきてくれと頼まれたので、集まった栗はデュースとグリムに持って行ってもらい、私たちは保健室に向かうことにした。
保健室
両手の手のひらを私に向けてニヤリと笑った。
エースに問うと私の左腕を掴んだ。
そう言うと私の左手を自分の方に引っ張りまじまじと見だした。
そう、さっきグリムから毒草を取った時に毒草にやられてかぶれてしまった。でもほっとけばすぐに痒くなくなると思って放っておいたらすごく赤くなって、それをエースに見られてしまったというかんじだ。
少し不満げに聞いてくる。そりゃそうだ、人が親切心でやってくれようとしてることを断り続けてるんだから。
こんなバカみたいな理由で断り続けてたという真実の方が恥ずかしいような気がしてきて最後の方は聞き取れないぐらいの声量になってしまった。
救急箱を取りに行き戻ってきて、手馴れた手つきでクリームと包帯が巻かれていくのを黙って見ていた。いや、正確に言えば、包帯を巻いてくれているエースを見ていた。
ニヤリとイタズラする子供のように笑いながら言われ、私は慌てて目をそらす。
バカみたいなやり取りをしている間にエースは私の手の手当を終えていた。先程の「いい考え」とはこの事だったのか。
エースが普段つけてる手袋が私の左手に、包帯を隠すかのようにつけられていた。
エースの貸してくれた手袋は、少し、私の手の大きさより大きかった。私はそれに何故かドキッとしてしまった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。