第9話

包帯と手袋
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2023/05/14 04:10 更新
前回のあらすじ☆
リドル寮長エースに激おこ→許してもらうためにマロンタルトを作ろう



エース
エース
……で!
エース
エース
拾おうとしてるけど、掴めない、と
私たちは放課後裏庭で栗拾いをしようと集まったが、栗のイガが痛くてつかめないで頭を抱えている真っ最中です。
(なまえ)
あなた
あ、そうだ植物園にカゴとトングがあるかも
デュース
デュース
その手があったか。じゃあ早速植物園に向かおう。
(なまえ)
あなた
こっちだったよね
エース
エース
おいバカ逆!
グリム
グリム
ホントこいつの方向音痴には呆れるんだゾ







植物園
(なまえ)
あなた
やっぱり広いなぁ
デュース
デュース
ここからは二手に別れよう。さすがに広すぎる。
デュースの意見に3人が賛成し、エースデュース、グリム私の二手になって探すことになった。
グリム
グリム
すごくいい匂いがするんだゾ!
(なまえ)
あなた
ここにあるもの絶対食べちゃダメだよ?危ないから
グリム
グリム
果物みたいなのが沢山なんだぞ!
(なまえ)
あなた
話を聞かんか
私はグリムを引きずりながら植物園を散策した。しばらく歩いているとトングとカゴがあり、私はそれを取りに行った。
グリム
グリム
スンスン、今ならあいつ見てないんだぞ
グリム
グリム
うーんいい匂い!この草美味しそうな匂いがするんだぞ!では早速、いっただっきまーす!
レオナ
レオナ
おいおいそこの毛玉。ほんとに食うのか?
突然知らない人の声がし、振り返ると今日の魔法薬学でクルーウェル先生が言っていた、毒草をグリムが口に入れようとしていた。
(なまえ)
あなた
グリムッ!
私は急いでグリムの手に持っていた草を取った。
グリム
グリム
何するんだゾ!!
(なまえ)
あなた
これは毒草だって今日習ったでしょ?!しかもこの量を食べたら致死量を思いっきりオーバーするからグリム死んじゃうよ?!
グリム
グリム
ふなっ!
私はグリムに注意をし、そのあとさっきの人にお礼をしようと振り返るが、そこにはさっきの人の姿はなかった。
とりあえず、カゴとトングがあったとエースたちに連絡をし、ここまで来てもらうとこにした。(迷子になるから)




裏庭
デュース
デュース
そんなことがあったんだな
私は植物園であったことを2人に話しながらクリ集めをしていた。
エース
エース
……
デュース
デュース
……?おい、急に止まってどうしたんだ?
エース
エース
あー……なんでもねぇ
エースの調子がおかしいと思ったが体調が悪い訳ではないらしいし、本人も大丈夫と言っていたので、とりあえず今は栗拾いに集中しようと作業を進めた。

グリム
グリム
もうカゴに入らないんだゾ〜……
それから1時間、3人のカゴがいっぱいになるまでクリを集めた。
エース
エース
いってぇー!
(なまえ)
あなた
どうしたの?
エース
エース
トゲが指に刺さって抜けねぇ。監督生、オレ片手じゃ手当できねぇし、デュースは雑そうだし、やってくんね?
と、一緒に保健室に着いてきてくれと頼まれたので、集まった栗はデュースとグリムに持って行ってもらい、私たちは保健室に向かうことにした。
保健室
(なまえ)
あなた
放課後はやっぱり先生いないか……
(なまえ)
あなた
じゃあエース椅子に座ってて
エース
エース
……なーんてね
(なまえ)
あなた
え?
両手の手のひらを私に向けてニヤリと笑った。
エース
エース
棘なんて刺さってませんでしたー
(なまえ)
あなた
え、じゃあなんで
エースに問うと私の左腕を掴んだ。
エース
エース
手当が必要なのはお前の方だろ?
(なまえ)
あなた
そう言うと私の左手を自分の方に引っ張りまじまじと見だした。
エース
エース
やっぱり、かぶれてんじゃん
そう、さっきグリムから毒草を取った時に毒草にやられてかぶれてしまった。でもほっとけばすぐに痒くなくなると思って放っておいたらすごく赤くなって、それをエースに見られてしまったというかんじだ。
エース
エース
じゃあ救急箱取ってくるから座ってろよ?
(なまえ)
あなた
いいよ、ほっとけば治るだろうし……
エース
エース
ほっといてそんなにかぶれたんだろ?
(なまえ)
あなた
で、でも……
エース
エース
何がそんなに嫌なの?
少し不満げに聞いてくる。そりゃそうだ、人が親切心でやってくれようとしてることを断り続けてるんだから。
(なまえ)
あなた
包帯、あんまり好きじゃない……
エース
エース
……は?
(なまえ)
あなた
昔、包帯つけて学校に行ったら「厨二病みたい」ってバカにされて、それが……
こんなバカみたいな理由で断り続けてたという真実の方が恥ずかしいような気がしてきて最後の方は聞き取れないぐらいの声量になってしまった。
エース
エース
ふーん、なるほどね。けど、包帯はつけろ。オレにいい考えがある
(なまえ)
あなた
え?
救急箱を取りに行き戻ってきて、手馴れた手つきでクリームと包帯が巻かれていくのを黙って見ていた。いや、正確に言えば、包帯を巻いてくれているエースを見ていた。
エース
エース
……なに?惚れちゃった?
ニヤリとイタズラする子供のように笑いながら言われ、私は慌てて目をそらす。
(なまえ)
あなた
ち、違う!
エース
エース
え〜ほんとか……いてっ足蹴るなよ!
エース
エース
も〜。ほら、できた
(なまえ)
あなた
バカみたいなやり取りをしている間にエースは私の手の手当を終えていた。先程の「いい考え」とはこの事だったのか。
(なまえ)
あなた
手袋、エースのやつ借りていいの?
エースが普段つけてる手袋が私の左手に、包帯を隠すかのようにつけられていた。
エース
エース
この後どうせオレは手袋外した作業させられるだろうし、使えよ。
(なまえ)
あなた
あ、ありがとう
エース
エース
ん。じゃ、大食堂の厨房に向かうとするか
エースの貸してくれた手袋は、少し、私の手の大きさより大きかった。私はそれに何故かドキッとしてしまった。
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雑魚
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ゴールデンウィークに投稿しないで普通の休日に投稿するスタイル
雑魚
雑魚
どーもどーも毎度おなじみ作者です
雑魚
雑魚
今回も長くてすんません。ここまで見てくれたみんな愛してるぞ☆
雑魚
雑魚
それじゃ、またいつの日か!

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