第8話

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2024/01/06 23:00
「ねぇあつしくん、!/ねぇあなたちゃん!」

「え /え 」

なんか、ハモっちゃったんだけど、。

気まずい

「えっと、どーしたのあなたちゃん」

『あっ、あのね!』

『わたし、異能力があるんだ、!』

『、だから、そのー、えっと、』

なんて言おうと思ってたんだっけ!?!?!
やばいやばいやばいやばい

「?知ってるよそのくらい」

『え、?』

「孤児院でうわさされてたじゃん」

たしかにされてたけども。

『た、確かにそうだけど!気味悪がらないの?』

「あなたちゃんはあなたちゃんだよ。」

「嫌いになるわけないし、気味が悪いなんて思ったことない」

あぁ、どうして貴方は、わたしに優しくしてくれるの。

こんな人はじめてだな。

わたしに優しくしてくれた人なんか両親しかいなかった。

両親が死んでからだれもわたしに関わろうとしないし、目を合わせてくれる人なんて珍しい方だ。

でも、こんな私を受け入れてくれて、仲良くしてくれて、認めてくれて、



あぁすきだな。だいすき。


これが愛なのかな。

『そっかーーーーーー!』

『よかった。』

「そんなに、?」

『うん。わたし、こんなにも安心してる』

あぁ、貴方が本当のわたしを知った時どんな反応するだろう。

ごめんね。敦くん。わたし、貴方の未来を書庫で見ちゃったの。

貴方に異能が目覚めてしまうこと。

そのせいで孤児院から追い出されてしまうこと。

川辺りで自殺願望者を助けること。

武装探偵社に入って街を助けて大活躍すること。

ずっと貴方の成長するとこを見ていたい。

ずっと一緒に居たい。

死ぬまで一緒がいい。

貴方じゃなきゃダメなの。

私の運命の人は貴方。

私以外と幸せになるなんて許されてない。

私っていつからこんなに傲慢になっちゃったんだ

私の本当の幸せは心中なんだよ。

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