ハウン「アンニョン、あなた!」
『アニョハセヨ』
ハウンのオンマ「アンニョン、あなたちゃん」
『アニョハセヨ』
実はあの後、
ハウン先輩のお母さんがうちに泊まっていかないかという提案をしてくださった
最初は申し訳なくてお断りしたけど、
ハウン先輩がお母さんの提案にノリノリだったこと、
どうせ帰っても誰もいないことを踏まえて、
泊まらせていただくことにした
ふと、昨日送ったカトクを開いてみるが、
やはりオンマもアッパも私の【今日は友達の家に泊まります】の後に返事はなかった
ハウン「あなたもう出るよ〜」
『ネ〜』
『お邪魔しました』
ハウンのオンマ「いいえ、またいつでも来てちょうだいね」
ハウン先輩のお母さんがお店の玄関まで来てそう言ってくださった
『ネ、カムサハムニダ』
それだけでもとても嬉しかったけど、
その次の言葉で私の足は止まった
ハウンのオンマ「''いってらっしゃい''」
昨日までおもかった頭もすごく軽くなり、
重たかった前髪も整えられて、視界がやけに明るい
それがなんだか落ち着かなくてソワソワしながら歩く私を、
ハウン先輩はニコニコしながら見ていた
ハウン「はぁ…もうなんでこんなに可愛いかな… ㅎ」
相変わらず綺麗で、背が高くて、学校で有名な先輩
隣に並ぶだけで、少し足取りがぎこちなくなる
『先輩……やっぱり変じゃないですか…?』
勇気を振り絞って聞くと、先輩は少しだけ目を細めた
ハウン「もう、可愛すぎて食べちゃいたい((」
学校が近づくにつれて、視線が集まってくるのがわかる
ひそひそ声も聞こえ始め、先輩の人気を改めて再確認した
やっぱり先輩はこの学校で綺麗で有名だからな、と
私がただ足元を見つめて歩いていると、ハウン先輩は私の肩に手を置いた
ハウン「大丈夫、あなたは誰にも流されなくていいよ」
ハウン「ただ、胸張って堂々と歩いて」
Next→
------------------------------------------------------------------------------













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!