私はあなたの名字あなた
ごく普通の会社員として働いている
こんな私にはもったいないくらい素敵な彼氏がいる
それは──
ガチャッ
そうNo.3ヒーローのホークスだ
ホークスはヒーローの仕事で忙しいのにわざわざこうやって私の家に寄ってくれる
私はこういうホークスの小さな気遣いが温かくて好きだった
私の働いている場所は近くの駅から2駅先にあって、上下関係も良好で頼れる先輩やなんでも話せる同期に囲まれながら充実した環境で仕事をしている
そう思いながら私は家路をたどっていた
駅から私の家までは15分くらいかかる
疲れたから家に帰ったらすぐお風呂に入っとこ〜
なんて呑気なことを考えていた
少し進んで近くの大通りに出た
ここは居酒屋とかホテルとか色々あって夜でも眩しい
早く通り過ぎよう足を早めていると見覚えのある羽を持つ人物がいた
間違いない
体を覆えるほどに大きい赤い羽根を持つのはホークスくらいしかいない
ホークスこの辺りに用事あったのかな?
なんて疑問に思っていると隣に人がいることに気がついた
プロヒーローかな?と思いよく見るとプロヒーローでもない私の知らない女だった
私は驚いたがもしかしたら仕事関係の人かもと思った
けどその二人の会話が私の耳に入ってしまった
その会話は私の思っていたこととは全然違かった
私はショックでただそこに立ち尽くした
でも今ホークスが私の存在に気づいたら別れを切り出されるかもしれないと思い家に向かって走り出した
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!