第3話

『 favorite 』21〜
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2019/12/22 04:45 更新
『君僕〜favorite〜』



注意)この作品は、三部作の最後です。
   途中、急に神山くんが出てきますが、
   それは『君と僕のえすとえむ』の中の
   『youth』という物語です!
   ちなみに『bare Valentine』が一部です!
   よかったら、読んでみてね(*´ω`*)♡




*21*



流「わーった!、俺のも あげるから!」

あなた「っ//!、、い、いいよ…」






だってそれって…間接キスじゃん!





流「あ!、間接キスとか考えとるやろぉ〜?」

あなた「ぅへぇっ//?、、そ、そんな事 考えてないよっ//!」

流「ホンマうまいで?ダマされた思って、食べてみや?、、はい、あ〜ん!」






ホント厄介な天然くん…



もぉ!しょうがないなぁー!!!



私は、意を決して パクっ!っと してみた。






あなた「んっ!やば!ホントおいし〜〜い♡」






私が、初めてのフレーバーの その美味しさに感動してるってのに、





流「ふふぅんw 間接キスやんw」

あなた「っ///!!!」






厄介っ!!!












流「勝負な?」

あなた「ヤダ!」

流「負けた方が、ひとつだけ言うこと聞くな?」

あなた「ヤダぁ〜〜っ!ゲームできないも〜んっ!」








私さっきから、流されっぱなし。






*22*




でも…




案外 楽しいから…




いいのかもな。




これで。。。








流「ぁおぅっ!!!やっりぃ〜〜っ!!!」

あなた「、、、やっぱりだよ。、、やっぱり。」

流「ふふぅ〜んww」





『ひとつだけ言うこと聞く』って…


今日だけで、何個も聞いてる気がするんだけどなぁ。






流「俺さぁ?、、、あなたのチョコ欲しい。」

あなた「え//、、、チョコ、って……バレンタイン、の…?」







フワっと側に寄った流星くんは、耳元で…








流「本命な。」







っ///!!!




いつもの笑顔じゃなくて、本気の時の目。




それは また、私を照れさせた…













流星くん…


優しいし…


いいかも。。。






私の心は、その優しさにすがりついていた。


良いのか悪いのか…


そんな判断もできずに…








*23*





空、、、雲ばっかり…





空って良いよなぁ〜

どんな色で どんな表情だって、賞賛してくれる人がいる。





私なんて…


前を向けなければ、必要とされない。





屋上の手すりは、ヒヤッとしていたけど、

私は そこに頬を当てて、どこか分からないくうを見ていた。






?「だ〜れだ?」





いきなりの登場で、視界が遮られたけど…

今の私は、そのテンションに合わせられなかった。






あなた「望くん…」






ボソッ……って呟いただけだった。





望「どないしたん?、そんな乙女な顔して、黄昏てるなんて?」

あなた「…はぁぁぁ〜、、しょぉもないコト考えてた……」

望「流星と仲良くしてるんやろ?」

あなた「仲良くって……まぁね…」





「まぁね」って…

自然に発した その言葉に、私は逃げ道を残していた。







*24*




望「あなた、好きなやつおるやろ?…まぁ、部活 辞めたから、予想なんやけどなw」


望「流星と仲良くしてるのに、そんな顔してるって事は…っ、えっ?俺ぇ??」









あなた「…あのさ…?、、、好きな人の幸せって…願える?」

望「え…やっぱ、、おれ?」

あなた「だから 違う〜っ!」









あなた「私、、、知っちゃったんだよね…」







あの時…


外周で自分の気持ちに気付いた時…



______



弥生「ねぇ、最近……あの人、よく見かけない??」


______



ある日の部活終わり。


望「ウロウロ作戦 上手くいってんの?」

濵「全然ですわ…」

望「作戦 変えてみ〜やぁ!、、外堀作戦とか どや?」

濵「ソトボリ?」

望「だからな?、好きな子の友達と仲良くなんねん!」


______



濵「あ〜//…あなたと話したいからさ…//」


______








*25*





全ての点と点が、繋がって…


全ての辻褄が、、ピッタリと合った。








自分の気持ちに気付いたと同時に、、、




______



濵田くんって…



弥生が好きなんだ…



______





自分が、失恋した事を知ったんだ。


好きな人と…親友…











あなた「さっきね…好きな人が、、ある女の子と話してた所を見ちゃったんだよね…」




あなた「その子…めっちゃ可愛かった。いつもとは違う表情してて……ホント…可愛くて…参ったよ…ホント…ッ……」






泣いてしまった。



望くんは、私の頭を優しく撫でた。

私が してあげたみたいに。






望「…想いは、、楽にはならないのかもな?」







望「でも俺な?、キューピッド役する事に決めたんよ!」





私の頭を撫でながら「エライやろ?」って、微笑んだ。






あなた「…うん。エライね。」







*26*



ふたつの宙に浮いた想いが、、、


本当の場所を見つけ出せるようにと、それぞれを願っていた。










濵田くん…


幸せに、なっちゃうの?











好きな人の幸せも、親友の幸せも願えない私は…







ため息の中…







チョコを作った。







けど…






バレンタイン当日。






私は学校を、、、休んだ。







*27*




あれは…



遠くに見える、手を繋ぐふたり。



濵田くんと、弥生だ…



出くわしたくないと思ったより先に、

身体は走り出していた。



無心で…

夢中で走っていた。



息が…

胸が…




苦しっ、















はっ!!!





ハァ…ハァ…ハァ……






________________ 夢か、、、








現実には走ってもいないはずなのに、汗だくで、息が上がっていて…







夢から覚めたのに、胸の苦しさは消えなかった。







ピロンっ♪


暗い部屋を照らした画面。


望くんからだ。





{望:俺やったで!}

{望:告ったったわぁッ!}

{望:あなたの言葉、心にずっとあって、}

{望:結果は別としてww}





告ったんだ…





すごい…





すごいな……望くん…







*28*



振られるの分かってるのに…



そんな事、無駄なのに…





ピロン♪

{望:無駄な事なんて無いって思えるわ!}

{望:あなたのお陰や!ありがとな!}





そうなの?

本当に…無駄じゃない??






{あなた:私、望くんに「伝えてみれば」って言ったけど…}

{あなた:いざ自分がなると、怖いよ。}

{あなた:望くん すごいな…}






{望:怖くない告白なんて、無いやろ?}

{望:大丈夫!俺が慰めたるし!}






{あなた:うん…考えとくよ。}

{あなた:ありがとう。}








怖いけど…




確認してみようかな……?




本当に、無駄じゃないのか。







*29*




次の日。



たまたま通りかかった廊下に、


生徒の人集りが出来ていて、すごく騒がしくて…


皆んな、なんだ?なんだ?って、生徒は増え続けていた。






思いっきり背伸びをして覗くと、

その中心には、神山くんと先生が、あと1歩半の距離で見つめ合っていた。










私はその、世紀の瞬間を目の当たりにした!










神「…好きです。ホンマ…大好きや//」










周りからの批判的な声も…

ふたりが置かれている立場も…

この先の不安でさえ…





もう、ふたりには響かない。


そんな感じで…






神「受け取ってくださいッ!!!」





先生「よろしくお願いします//!」










先生が、生徒の告白を、、、受け入れた。











す、すごい…



すごいよ神山くん!



すごいよ先生!!!



*30*



その瞬間。


私の中で、ボワッ!っと炎のように何かが灯った!







想い…


伝えなきゃッ!!!






勢いよく振り向くと、





流「あなた?」

あなた「ッ///!!!、りゅっ、、流星、くん…」









あなた「良かった。探そうと思ってたの!」







私は持っていた紙袋の持ち手を、ギュッと握りしめた。















さっきとはまるで別の空間に感じる、静まり返った屋上。






流「昨日、どないした?…電話したのに、」






いつもより、笑顔が寂しそう。






あなた「え、電話?、、来てないけど…」

流「うせやん!かけたでぇ〜」






言いながら、ポケットからスマホを取り出し、確認する流星くん。





流「あっ!、違う奴にかけとったww」

あなた「ふふっw やっぱ天然ww」

流「天然ちゃうわぁ〜!」



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