前の話
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朝はいつも憂鬱だ。
なにもしたくないし、もっとベッドでゴロゴロしていたい。
でも、
彼は私の親友のジソンだ。
ジソンが転校して来てから、ずっと一緒にいる。
私の唯一の親友と言ってもいいほど仲はいい。
私は朝が弱いからいつも私の家に来て起こしてくれる
毎日二人で登校している。ジソンと話すのは楽しいし、人通りも少ないから落ち着く。
教室の前に来て、ジソンがドアを開けるといつも通り
バシャーン
バケツの水が落ちてくる
私たちは教室の外にいるから水を浴びなくて済んだ
さっきの通り、私はいじめられている。理由はわからないし、心当たりもない。
だから学校に来るのはとても嫌だ
けど、親に心配をかけたくないから普段通り通っている。
実は、私へのいじめはジソンが転校してくる前から始まっていて、どんどんひどくなっている。
自分の席に辿り着くと、机に暴言がたくさん書かれていて、花瓶が置かれていた。
ジソンは花瓶をロッカーの上に移し、空き教室から机を取りに行った
こういうジソンの優しさにとても救われている。
いじめられるのは嫌だけど、ジソンがいるから耐えられる。
ジソンはいつも私の味方でいてくれるから。
でも、たまに思う。
私といるといじめられる可能性が高いのになんでここまでずっと一緒にいてくれるのだろう?
そう考えていると、先生がやって来て授業が始まった
あぁ、、、朝から疲れたな
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!