第30話

31 ♡
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2026/02/25 11:31 更新
ジミンを怒らせてしまったショックから…
私は車をおりてからのことを覚えていない。




当たり前のように、ジミンの家に帰ると思っていた自分が恥ずかしいし、ジミンのあんな表情を見てしまい、自分がどうしたら良かったのか分からないでいた。





2回目の打ち合わせ場所を事務所ではないところにしたら良かったの?

でも、それではソクジンさんが困ることになるかもしれない。


式を…引き受けなければいい?

そんなの、できるわけないし、自分もしたくない。
せっかくの式、自分だけの気持ちで交代するなんてありえない。








ずっと…頭の中で考えてしまうけど、どうすれば良かったかなんて分かんない。








ソファーに座り、顔を埋めても
思い浮かぶのは、さっきのジミンの顔。







jimin
jimin
…あなた?
you*
you*
……。




聞こえるはずのないジミンの声。




最近の私は、ジミンの事ばかりで本当におかしい。









jimin
jimin
あなた。
you*
you*
……。
you*
you*
……え?



さっきよりもはっきりと聞こえたジミンの声に、
思わず顔を上げた。






そこには、ジミンがいた。






you*
you*
ジミ…ン
jimin
jimin
これ…。忘れてたから。
you*
you*
っ…。……ありがとう。



マネージャーさんが持っていた紙袋をダイニングテーブルに置いたジミン。




忘れ物を届けに来ただけ




そのことを強調されたようで、なんだか胸がチクリと痛む。







静かな部屋






きっと…ジミンは何も言わずに帰っていくだろう。
















jimin
jimin
……ごめん。
you*
you*
……え?
jimin
jimin
強い言い方して…。
you*
you*
っ…。
jimin
jimin
あなたは悪くないから。
jimin
jimin
全部…。僕が悪い。




ぽつりぽつりと言葉を発するジミン




ジミンが悪い…?



でも、どう考えてもジミンが悪い所が思い出せない。




you*
you*
ジミンは…何も、悪くない。
you*
you*
私が仕事場に…行ったから…っ。
jimin
jimin
仕事だろ?
jimin
jimin
ジニヒョンとの…
打ち合わせなんだから…。
jimin
jimin
イライラすることがあって…
あなたに八つ当たりした。





八つ当たり…?




機嫌があまり良くなかったってこと…?





仕事のことは、私が聞くことではない。





でも、ジミンを怒らせた原因が…
自分のせいじゃないって分かった今


私の身体は自然と動き、ジミンを抱きしめていた。





jimin
jimin
っ…///
you*
you*
っ…本当…?
you*
you*
私の…せいじゃない…?
jimin
jimin
……うん。
jimin
jimin
あなたのせいじゃないよ。



そっとジミンの手が私の頭に乗った。








you*
you*
良かった…っ…
you*
you*
私っ…ジミンを…傷つけたって…っ…


ジミンの香り、言葉に安心した私の瞳から…


ずっと我慢していた涙がポロポロと流れた。

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