家に帰ってもテヒョンはいなくて
もう帰ってこないんじゃないかって思ってたけど
🦁『ただいま』
って声が聞こえてちょっと安心した自分がいる
それから私たちは椅子に座ってこれからどうしていくのか話し合うことにした
『今日見たテヒョンの行動にはがっかりさせられたけど両親に心配されたくないんだよね』
🦁『うん、それは俺も思う せっかく両親が考えてくれたことだから』
『ね、じゃあさ付き合ってるフリするってのは?』
🦁『俺はいいけどあなたはいいの?』
『本当は顔も見たくないけど親を困らせたくないの』
🦁『こうなったのは俺のせいだよな…ごめん』
『ほんとそれだよ』
🦁『あなたは優しいな』
『そんな私のそばを離れたのは誰だろうね』
🦁『ほんとごめん…』
『気にしてない、しょうがないから』
ほんとはめっちゃ気にしてるんだけどね
🦁『ありがとう』
『じゃあこれから偽恋人としてよろしくね』
🦁『よろしく』
そんなこんなで私たちは
〝偽恋人〟になった
この選択が合ってるのか間違ってるのかは
分からなかったけどね
next












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!