男は店を出た。
店の前には警察官が四人待機していた。
数時間前の警察署には通報が入っていた。
ある女性からだった
「最近悪夢を見ていてその中で女の人が、私は殺された。
私の死体は××のアパートにある。と叫んでいる、
本当だったら怖いので捜査をお願いしたい。」
というものだった。
警察は即時捜査を始めた。
二人の警察官が女の指定した加連威老道のアパートに着く。
そこは誰も住んで居ない、
言わば空き家のようなアパート。
一階から捜索したが手がかりは見つからない。
二階の捜索を始めた時のこと、
奥から腐敗臭が立ち込めた。
直ぐに向かうと、
ひとつの人形が置いてあった。
ハローキティの人形。
お腹辺りに不自然な赤黒いシミ。
背中には適当な縫合跡。
誰かが手を加えたのは確かだ、
恐る恐る人形の中身を見てみると、
人間の頭部が見つかった。
警察は直ぐに法医学者にDNA鑑定を依頼したが、
煮沸されていた為、鑑定は不可能だった。
警察は犯人の捜索を進めると同時に、
夢から遺体の場所を発見出来る事に違和感を覚え、
通報した女に事情聴取をした。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!