第102話

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3,096
2020/05/13 08:48


今日はくもり。




久しぶりで、少し好き。











ホシ
ホシ
今日は仕事休んでさ、
一緒にいよう?
U
U
え?だめたよ〜
スニョンも社長でしょ?
ホシ
ホシ
おねが〜い
U
U
ん…もうッ!






彼が好き。




スニョン。






大好き











ひとりの男のために

一日分の給料の損なんて


どうってことない。






U
U
休んじゃったㅎ
ホシ
ホシ
やったㅎ



彼の転ぶベッドにまた戻り



胸に飛び込んだ。







ホシ
ホシ
今日のあなたは甘えたさん?
U
U
んーん、そんなことないよ?
U
U
ただ、大好きだなぁって思っただけㅎ
ホシ
ホシ
この〜!
U
U
うッ…//ちょっとッ!




ぎゅっとされるのは

苦しいけど、心地いい。





好きが増す。



U
U
スニョン、私、今日市役所行ってくるね
ホシ
ホシ
なんで?
U
U
あ、、紙?取ってこなきゃ






「離婚届」
















ホシ
ホシ
そっか、じゃあ俺は家にひとりだ〜
U
U
ううん、スニョンも一緒に行くんだよ
ホシ
ホシ
えっ?
U
U
一緒にそのままシュアのところに行こう
ホシ
ホシ
そんなところに、俺なんかいていいの?
U
U
いいよ、いてほしいの




正直、彼とふたりきりはもう我慢できない。





彼も同じだと思う。






ホシ
ホシ
じゃあ、準備するね
U
U
私も…
ホシ
ホシ
でももうちょっとッ
U
U
ん?
ホシ
ホシ
もうちょっとだけ、
あなたとこのままがいい
U
U
あとちょっとねㅎㅎ








ベッドでゴロゴロすごす幸せの時間。





そんな時間、前の家にはあったかな。





















U
U
無かったなぁ…













昼過ぎに、彼と市役所へ紙を取りに行き、







散歩をしてから、家に向かった。













U
U
車あるからいるよね…



インターフォンを押すと





出てきた。





その人はいつもの彼だった。








シュア
シュア
あなた…
U
U
紙、持ってきたの
シュア
シュア
そっか…
入って









黙って紙に書き込んだ。


名前、住所、印鑑も押した。



彼も。






シュア
シュア
はい…
U
U
ありがと
シュア
シュア
これで最後?
U
U
うん…私、シュアと付き合って結婚して、
よかったなって思ってる
U
U
出会ったことに後悔はしてないし、
こんな形になったのも…後悔はしてない
U
U
毎日いってらっしゃいと、おかえりを言って
本当に楽しい毎日だったよ。
ありがとう




















出てくるのは、








言葉と








大粒の涙だった。







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