誰かが私の肩にトンッと手を起き耳元で話してきた。突然のことに私は驚き縮こまった。そして、ゆっくりと振り返った。
そこには深く帽子を被り、サングラスを掛けたジヨンさんがいた。いつも見ているジヨンさんと違かったので一瞬戸惑った。
ジヨンさんは人差し指を触れ、ニコッとした。
私がそう言うとジヨンさんは満面の笑みを浮かべて私に「ありがとう!」と言った。
ジヨンさんと談笑を交えながら歩いているとお洒落なカフェに着いた。
私の手をぎゅっと掴み席に案内してくれる。私はその行動に少し心が揺らいだ。
ジヨンさんがメニューを開いて私に見せてくれた。メニューには美味しそうなスイーツの写真が添えられている。どれも美味しそうで迷う。
注文をしてしばらく待っているとジヨンさんが口を開いた。
ジヨンさんが頬杖をつきながら口角を上げている。
突然言われて私はつい大きな声で言ってしまった。
茶目っ気たっぷりな顔で言ってきた。私はなんて言葉で返せば良いのか迷っていると注文した品が届いた。
目の前には生クリームやいちごソースがかかってイチゴが沢山乗っているパンケーキがある。とてもイチゴがキラキラしていて宝石のようだ。
頬張るとふわふわな生地と共にイチゴの酸味と生クリームの甘みが口いっぱいに広がった。
ジヨンさんが自分の口の周りをトントンと指で示す。私がどこか慌てていると腕をのばし、私の口の周りについたクリームを指で取り舐めた。
ジヨンさんが自分のパンケーキを1口サイズにフォークとナイフで切り取りクリームをつけて私の口の前に差し出す。
パンケーキが私の唇に押し付けられ私は渋々口を開けパンケーキを食べる。
さっきからやってる事がカップルすぎて顔が赤くなった。言葉を詰まらせる。頭が混乱しパンケーキの味はあまり分からなかった。
私は渋々パンケーキを小さく切りジヨンさんの口元に運んだ。すると、パクっと食べた。
満面の笑みで話すジヨンさんが可愛いなあと思ってきた。その後も談笑しながら美味しく食べた。時間も経ち、カフェを去る時間になった。
感謝の言葉を伝えていると家についた。
最後にニコッとしながらちゃん付けしないで自分の名前を言われた。いつもと違う風に呼ばれ胸がドキッとした。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!