迎えた朝。12月24日。クリスマスであり私の誕生日。
朝はすっきり目が開いて私はいつも通りに準備をした。
松田は私の方を不審そうに見ていた。
松田「お前家にいろよ。休めよ」
あなた「さっすがに無理でしょ。安心してって。私警部だって。一応松田の上司にあたって」
松田「そういう心配じゃねぇんだよ」
私の言葉を遮ってきた松田。
松田「警官以前の問題だ。お前は女で俺は死んで完全にお前を守れるわけじゃねぇ」
松田「だからここにいろ」
珍しく私に対して強く言ってくる松田に私はびっくりした。
あなた「怒ってる?」
松田「違ぇよ」
あなた「ふーん。そっか」
あなた「じゃ留守番頼むね」
松田「は?!話聞いてんのか?!」
そのまま松田を置いてって行こうと思ったけどずっとブスくれた顔をして私についてきた。
あなた「その顔やめなって〜色男が台無しなんじゃない?」
松田「うるせ」
私はその日は車に乗らず歩いて警視庁まで向かっていた。
仕事終わりに居酒屋に行く予定がない限り歩いて警視庁には行かない。
松田は今日自体を不安そう。
松田「おいなんで歩きなんだよ」
あなた「帰りは飲むから。今日が終われば美味しいお酒と料理が待ってんだから」
楽しみ〜って言ってる私の後ろにふよふよ浮いてくる松田。
人通りがまだ少ない道。さすがに今日は突撃あるし、6時くらいには家を出ないといけなかった。
そのおかげで松田と話しながら歩けるわけだけど。
あなた「証拠は私が集められるのが1番いいけど」
あなた「最悪松田にも頼むから」
あなた「お願いね」
と言いきると薄暗い路地から伸びた手が私の首元にスタンガンを当てられた。
そこから私の意識はなく、
最後に見たのはすごく焦ってた松田の顔だった。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!