あなたは、エレベーターから降りて足早で急ぐと、ロビーのソファーでスマホを眺めているふうまが目に飛び込んできた。
ふうま本人は、眼鏡をかけてオーラを消しているつもりのようだが、ノーメークでも美しく整った女性顔負けの顔がそうはさせてくれない。
また鍛え上げられた身体の線は、服の上からでも、そう簡単に隠すことなどできない。
その存在感とオーラは、そこにいるだけで輝いて見えてしまう。
……わぁ///
めちゃくちゃ……カッコいいよぉ//
ど、どうしよぉ
急に現実味が増して……すっっごく緊張するっ//
ふうまは立ち上がると、嬉しそうにあなたを見た。
あなたは、その「かわいい」がダイレクトに心と頭にブッ刺さって、嬉しくてクラクラと目眩を覚えるほどだった。
……待って、、やられる//
……どうしよ。。。
耳まで赤くなっているのが、わかる。
ひぃぃぃん……ドキドキします、ふうまさん///
そんなあなたの動揺が、ふうまは内心とても嬉しかった。
自分の言葉を全身で受け止めて、頬を染めて恥ずかしいそうにリアクションしてくれるあなたに、ふうまの心も踊っていた。
……俺も大概ヤバいヤツだなwww
言葉責めしてるのかってくらいに言っちゃてんなwww
だって、もぉさ……リアクションが、めちゃめちゃかわいいだよなぁ//
ふうまは、あなたの少し前を歩くと、微笑みながら後ろに顔を向けて言った。
あなたは、小走りでついて行った。
ふうまの一挙手一投足に、あなたの胸の鼓動は、さらにドキドキと加速していくばかりだ。
ゆっくり歩いてくれるふうまだが、そもそもあなたとは脚のリーチが違うので、あなたの歩く速度に再度合わせてくれた。
また頬をさらに赤くしながら、両手で顔を押さえるあなたに、ふうまは嬉しくて仕方なかった。
ふうまは、ホテルを出るとエントランスの前に、ハザードを点けて駐車してるタクシーを指さした。
……ふうまさん//
貸し切りのタクシーとか
ほんとのデートみたいで、もぉ倒れそうです///
こうして、あなたの心臓が壊れそうなほど幸せな、ふうまとの台北観光が始まった。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!