フウマは歩くスピードをあなたに合わせて、ゆっくりと歩いた。
隣を歩くあなたが、食事の席に座る暇もなく、人の世話ばかりに奔走して、疲れている様子に心が痛んだ。
……こうなったら、みんなに対して少しだけ良心が痛むが仕方ない。
奥の手出すぞ。
……えっ……うれしい//
わたしのこと気にして、見ていてくれたってこと??
……もしかして、、
わたしを早く帰宅させるため?……なの??
フウマは、困惑しているあなたを見ると優しく微笑んだ。
そんな……爽やかに言われたら//
断る理由なんてない//
フウマはレストランに戻ると、早速チーフマネージャーに「会社に忘れ物したから取りいきたい」と話した。
あなたは、一旦席に戻ったフウマに視線を送るとバチッと目が合った。
サムズアップをするフウマにあなたは、微笑んで軽く頭を下げた。
3人は何やらこそこそ話していた。
ヒョンラの結束もあり、フウマとあなたはレストランをすんなり抜け出すことが出来た。
関係者の前で気を張っていた緊張が溶けた瞬間
……"ぐぅぅぅぅぅ"
あなたのお腹がフウマの耳に届くほどに鳴った。
……ひぃん泣
フウマさんに聞こえちゃったよぉ……わたしのお腹のバカバカバカ!!
フウマは、駐車場へ向かいながら横で恥ずかしそうに、お腹を押さえながら歩くあなたに言った。
……いちいち、かわいいんだよなぁ、、
……なんでこんなに優しいのっ??//
ジェントル過ぎて、どーしよ??
え?……ちょっ、、待って待って待ってぇぇ!!
二人きりで、ご飯食べるってことだよねっ??///
フウマさん
……断る理由なんて見つからないですっ///
わたしは
優しいあなたの視線の中に、こうして入れるだけで
……すごくすごく幸せです///


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!