次の日。
てひょん が風邪を引いていないか心配で様子を見に行くことにした。
〈 ピーンポーン 〉
インターフォンを鳴らすと、暫くしてドアが開いた。
出てきた てひょん は ふらふら していた。
案の定、
てひょん は熱を出していた。
てひょん は弱々しくそう呟く。
そういえば、
てひょん と連絡先を交換していなかった。
俺がそう言うと、
てひょん は嬉しそうに携帯を出した。
〈 ピロン 〉
ちょうど交換し終わったときにメッセージが届いた。
じんひょん からだ……
たったその一言で
俺の胸は締めつけられる。
俺はどうやら怖い顔をしていたらしい。
てひょん にお粥でもつくってから行こう。
俺はそう思ってキッチンに立つ。
俺は てひょん の額に熱さまシートを貼った。
そう言って立ち去ろうとしたとき、
てひょん に服の裾を掴まれた。
てひょん は少し涙目でそう言った。
お粥とか熱さまシートとか
日本ぽくて申し訳ないです、🙇♀️💦
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!