その日の練習が終わり、バスでホテルへと向かう。
移動などは女子選手と一緒になることになった。
真佑さんのとなりは、紗理奈さんの後ろ。
写真見せれるかな。
プチお菓子交換会が始まる。
ドイツにもカメラマンとして行っており、
数ヶ月に一度、大量の荷物が送られてくる。
るんるんしている真佑さんを横目に、
紗理奈さんに話しかける。
私が撮ったのは、綺麗なアタックの横からの写真。
紗理奈さんがじゃあ、と
そっか、全員か。考えたことなかった。
壮行している内に、ホテルに着き
部屋へと向かう。
部屋につき、パソコンを取り出して
写真を見る。
その中でも気になったのが一つ。
明らかに無理をしている手首が写真には写っていた。
私はすぐさま監督の元へと向かった。
明日まで帰ってこないみたいだけど、、
__と眞鍋監督が言う。
一礼し、食堂へとダッシュした。
in 食堂__
あざとく首を傾げる小野寺さん。
小野寺さんは一瞬ハッとしたような顔をし、
暗い顔をする。
少し、脅してみた。
渋々納得してくれた小野寺さんに監督のところへと
行ってもらう。
その他の選手も大丈夫、と声を上げる中
一人だけ、無言の選手が。
私は背負っていたリュックから
救急箱を取り出し、テーピングを出す。
赤く腫れており、
痛そうな人差し指と中指。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。