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第1話

❤️
25
2026/08/17 23:15 更新
恋愛は幸せになれるものと、そうなれないものが存在する。  

誰が悪いとかじゃない。ただ報われなかったそれだけだ。
# 1

ずっと、あなたの下の名前のことが好きでした!

# 1

付き合ってください

あなた

......ありがとう

あなた

でも...

あなた

好きな人居るから...ごめんなさい

# 1

そっ...か、

あなた

今まで通り仲良くしよ、?

そう話す彼女はどこか寂しそうだった。
時は遡り、5年前。

中学を卒業して間も無い頃。

俺は、あなたの下の名前に出会った。

学年でも「かわいい」と噂があって、高嶺の花のようなあなたの下の名前をやがて好きになった。




振られてもいい。



それでも少しでも、俺を見てほしくて、努力し続けた。

『願うなら幸せになりたい』そんな気持ちもあったけれど、彼女の幸せを願う気持ちが何より強かった。

こんなにも



人を好いて



恋焦がれて



息苦しくて



でもどこが心地よくて



幸せで、



そんな時間が好きだった。
# 1

あなたの下の名前はさ、好きな人いるの?

あなた

!......いるよ

# 1

ッ...そうなんだ

あなた

どうかした?

# 1

ううん、なんでもない

その好きな人が自分なら、どれほど良かっただろう。

この時の俺に、もう希望はなかった。

恋の神様は意地悪だと思った。

好きな人がいるとわかった後に、自分の気持ちを伝えるのはわがままだろうか。

するとどこからか、



ビターチョコレートの匂いが体を包んだ。
あなた

じゃあ...りうちゃんは、好きな人居ないの?

# 1

居るよ

あなた

居るの!?

# 1

うん...w

あなた

...なんでそんな諦めたような顔するの?

# 1

ッ......!

# 1

だって...もう、叶わないから...

あなた

そんなの、誰が決めたの?

# 1

えっ、?

あなた

無理だって分かりきったことでも...

あなた

ぶつかってみれば違うかもしれないよ

# 1

...そうだね

あなた

限界上等!!

あなた

やってやろうじゃん!

# 1

w、ありがと、

彼女は何もかも見透かしているように語った。

人の事をよく見ていて、困っている人がいたら手を差し伸べる。




これが、あなたの下の名前だ。

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