そーだぞー!とメンバーが声を揃える
そう、俺とさとみくんは絶賛罰ゲーム中である
なんと罰ゲーム内容はその場でリスナーが決める方式
今回の罰ゲームが...10秒間口でキスするという内容に決まってしまった
メンバーはめちゃくちゃ面白がってるし
さとみくんは何故かノリ気だし
早くこの罰ゲームを終わらせる為、さとみくんと向かい合っている状態だが、いざ目の前にさとみくんが来るとやっぱ緊張するんだよなぁ
さとみくんの右手が俺の腰にまわってきて、左手が俺の頬に触れる
全身から火が吹きそうなほど体が熱くなっていくのが自分でもわかる
やばい!こんなの無理だよ...!!
心の声をよそにさとみくんの顔がどんどん俺に近づいてくる
その瞬間勢いよく唇を塞がれた
パニックになる頭をよそに
さとみくんは何回か角度を変えなが俺にキスをおとす
深めのキス...
こいつ絶対キス慣れしてるだろ〜
と思いつつ、食べるようにキスしてくるさとみくんに意識がもうろうとしてくる
気持ちい...
キスってこんなに気持ちいいんだ
ゆっくり唇が離れる
そしてさとみくんの大きな手がおれの顔を覆う
恥ずかしくなってクルっと後ろを向く
するとさとみくんが俺の顔を覗くように
と楽しそうに聞いてくる
何て返したらいいかわからず少し黙っていると
今度は俺の耳元でさとみくんが囁く
と面白がりながら言う
メンバーには聞こえてないことをいい事に俺は小さく頷いた














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。