第11話

9 私が叶える
962
2024/10/24 10:41 更新





背の高い、綺麗な顔立ち。
頭には帽子があって、ロシアの人っぽい。
あなた
……誰、なの
あなた
近づかないで、



フョードル・ドフトエフスキー
…ふふ、
フョードル・ドフトエフスキー
貴方、異能力を持っているんでしょう?
フョードル・ドフトエフスキー
夢を操る異能力、とか…


なんで、知ってるの。
まさか、この人…?
あなた
…あなたが私の兄を殺したのっ!?
フョードル・ドフトエフスキー
殺してませんよ、
フョードル・ドフトエフスキー
お兄さんは殺されたのですか?


あなた
……私を恨む人達に。
あなた
私のせい。私が殺したようなもの。

あなた
帰って。
フョードル・ドフトエフスキー
……貴方、1人で暮らしているのですよね。




なんだ、この人。
まさか私を誘拐するつもり…?





あなた
…だから何。
フョードル・ドフトエフスキー
残りのお金は少なく、今年の冬を越せるかどうかも分からないと。
あなた
ギクッ
あなた
…なんで分かるの
フョードル・ドフトエフスキー
そのうえお腹が空いているのに備蓄もなく、街に行く元気もないと。
フョードル・ドフトエフスキー
このままでは餓死しますね。

あなた
(…この人、本当に何なの…)
フョードル・ドフトエフスキー
つまり、こうするのです。
フョードル・ドフトエフスキー
私のところに来ませんか?
あなた
…っは?
フョードル・ドフトエフスキー
あたたかいご飯と寝床が欲しくないなら、それまでです。

お腹は空いた。
でも、この人のところに行くのは…
フョードル・ドフトエフスキー
こんな機会、滅多にないと思いますけどね。ニヤ

あなた
…うぅ…
フョードル・ドフトエフスキー
😏
あなた
ああっ、もう行けばいいんでしょ!!
行きますよ!


私は大声をあげた。
恥ずかしいけど、空腹に勝てなかったのだ…。


私は黙ってその人についていった。
あとで殺されたりしても仕方ないと思っていた。







フョードル・ドフトエフスキー
ご飯ですよ
あなた
ありがとう…いただきますっ
あなた
( •̅༥•̅。 )
フョードル・ドフトエフスキー
…ふふ、
フョードル・ドフトエフスキー
天人五衰に、入りませんか?
あなた
てんにんの、ごすい…?
あなた
知らないけど、私、お兄ちゃんの敵がとれるならなんでもいい。
あなた
この手が汚れたっていい。
フョードル・ドフトエフスキー
天人五衰は、この地に潜むテロ組織のことです。
フョードル・ドフトエフスキー
そのメンバーは、5人。
フョードル・ドフトエフスキー
そして6人目を見つけたのです。
フョードル・ドフトエフスキー
あなたなら夢を叶えられますよ。
あなた
あなた
私が叶える…?
あなた
お兄ちゃんの夢を。






どうして、奪い合い、殺し合い、悲しむのか。







この世界に祝福を。







異能力を持ってるお前なら、簡単に叶えられそうだけどな…。



















あなた
私はッ、人が憎い。
涙が溢れ出てくる。






あなた
私が、奪われたんだ。
あなた
平等に人から奪う。
あなた
大切なものも、人も、思いも。
あなた
それが、みんな幸せになれる方法なんだ。






フョードル・ドフトエフスキー
……
フョードル・ドフトエフスキー
それが、あなたなんですね。









あなた
…うん。
あなた
この世界に、祝福を…。









作者です。
作者です。
なんか暗い回続いたので次回は明るい回にしていくつもりっす、
作者です。
作者です。
ニコライとかシグマ出す

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