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第143話

風雅くんとお別れとはじめて・R
9,930
2022/03/31 11:00 更新


「…好きやねん、(なまえ:名字)のこと、ずっと。」
『……私、も。』
「付き合ってくれますか?」
『、おねがいします』



卒業式の日、高校の間ずっと友達で、ずっと想いを寄せていた大西と、晴れて恋人になった。
のも束の間。
大西は受験が終わっていたものの、私は卒業後も受験があって、忙しい日々を送っていた。
3月も中旬になり、やっと受験が終わったと思えば、引っ越しやらなんやらでまとまった時間は取れず。









「久しぶり」
『久しぶり…やね』
「…なんか、照れるわ(笑)」



3月も下旬頃になってやっと会うことが出来た。
友達期間が長すぎるし、恋人同士になった直後から全く会えずが続いてたし、ムードも何もない。ただ、緊張しかない時間。
今日は大西の家にお邪魔している。
私たちは春休みだけど、平日だからご家族の方はみんな仕事らしい。



『なんだかんだ初めて来た、大西の家』
「あーせやんな。前までは来たことあったんか。」
『…緊張、する』
「俺もやわ。…なんか、彼女家に呼ぶって緊張すんな…。皆が言ってたことが今になってめっちゃ分かるわ。」
『大西、女の子家に呼んだことないん?』
「ないわ。あっちん家行ったことはあるけど。…ていうより、そーゆー話はええねん」



まぁ、大西に元カノが何人かいることも知ってるし、私も彼氏がいたのも大西は知ってるし。
かといって恋人の昔の恋愛事情なんて聞きたくない。って思えるのは、きっとちゃんと大西のことが好きだから。



「…引越ししてしまうねんな、、、」
『……うん。』
「はぁー…もっとはやくに告白しとけば良かったなぁ」
『寂しいけど、LINEあるし電話もできるし…』
「でも、直接は会われへんくなるしな…」



そう。私の進学先は地方の大学。家から通える距離やないから、この春から一人暮らし。
やっと恋人になれたのに、すぐに遠距離。
第1志望の大学に合格できて嬉しい半面、離れるのはやっぱり寂しい。



「触れれへんく、なるんよな…」



そっと頭を撫で、そう言った大西。
唇を噛み締め、沈黙の時間が流れる。



『やっぱり、寂しい、ね』
「…なぁ。…離れる前に、(なまえ:名字)に……もっと触れたい」
『…ん。』



小さく頷くと、頬を包まれ優しく甘いキスをされる。離れて、うっすらと目を開けると微笑まれて親指で頬を撫でられ、もう一度濃厚なキスをされる。



「ベッド、横なれる?」
『…電気、消してほしい』
「ん、」



電気を消してもらっても、昼間だからそこまで暗くならない。察した大西は遮光カーテンを閉めてくれて、部屋は薄暗くなった。



「脱がすで。」
『あんまり期待しぃひんでね、』
「……ゎ…」
『…ごめ、胸…おっきくなくて、……』
「や、…生の女子のからだ、初めて見たから…驚いて、」



生の女子って…しょうがない。大西も高校生なんだもん。
…ていうよりも。



『はじめてって…大西、はじめて、するん、?』
「……ん。…(なまえ:名字)は、はじめての男、嫌?」
『…んーん。私も、はじめてやし…。ただ、意外やっただけ。』
「……あぁ。…ほかの女とは付き合ってたけど、こーゆーんはどうしてもする気起きんくて…。でも、今…(なまえ:名字)とは、めっちゃ、したいって思ってる、」



腰上げて、と言われ少しあげるとするっとスカートを脱がされて、下着しか身につけてない状態に。恥ずかしい、という目線を送ると、大西も上のスウェットを脱いでくれた。



「俺が、はじめてなんよな。お前の身体に触れるん。」
『そぅ、やで』
「やば、」



さわさわと胸を触られると擽ったくて。
ブラの中に手を入れられ中心を擦られると、感じたことのない感覚。



『ん、っ』
「痛い?」
『痛くは、ない…けど、よくわかんない…』
「大丈夫やで、そのまま、な?」



胸を触られ、むず痒いからか自然と身体がくねくねと動いてしまう。



「嫌やったらすぐに言うんやで、」
『ん、……っ、』
「…濡れてる……よかった、。触るな?」



ショーツの隙間から指を入れ、熱く熟れたそこを弄られる。
触られた部分が全部熱くてびりびりして、気持ちいい。
大西に触られてるところ、全部が敏感になってて。



『っ、んぅ……ぁっ』
「かわええな、声。…ビクビクしてるけど、イく?」
『わかんな、…っむり、……おおにし、っ』



何かよく分からないけど、募ってた快感が一気に溢れた、みたいな。
何故か息も切れてるし、脱力感が凄い。



「……へーき?」
『うん、…ちょっと待っててほしい、』
「おん、大丈夫なったら言って」



息を整えるのにも時間がかかって、その間はずっと頭を撫でてくれた。



『…ん、もう平気』
「無理してへん?大丈夫?」
『うん』
「じゃあ、指入れるな」



先程達したそこは充分に潤っていて、指一本は難なく入った。
ものの。ゆっくりと出し入れされると異物感と快感が同時に襲ってきて、なんなのかよく分からない感覚が。



「ほぐれたかな…、ん。」
『はぁ、…、、もうええよ、おぉにしも、』
「……ありがと、ちゃんと優しくするから。」



あぁ、ようやく大西と…繋がるんだ。
怖さもあるけど、嬉しさもあって。



「……手、繋いでしよ」
『うん、』
「ほな……いくで、」



手を固く結び合い、ゆっくりと入ってくる。
けど痛くて、狭くて、全然入らない。



『っう……ん、』
「力、抜いて……、ん、そう」
『あっ…入ってきてる……んっ』
「やばすぎ、…はぁ…ぜんぶ、はいったで」
『ほんま、?、、うれしい、…っ』
「…痛いんやろ?、涙…出てる……一旦抜こか?」
『いややっ…ぬかないで、……がんばるから』
「…馴染むまで、ここにおるから、…」



指とは比にならないくらいに、そこをみちみちと広げられてて、本当に痛い。
けど、繋がれてることが、嬉しい。

少し時間が経って、痛みもなくなってきて。



『もう、大丈夫…』
「ほんま?…無理はせんで欲しいけど、…俺も、もぉ限界やわ、。ゆっくり動くな?」



ゆるゆるとした腰の動き。あまり気持ちよさは感じないけど、大西を見れば少し顔を歪めていて。あぁ、嬉しいなって。



「…あなた」
『っ、名前…』
「ぅ……締めんなや…。なぁ、名字呼び、やめよ……名前で呼んでほしい」
『…うん、っ……ふうが、』
「…ほんま、好きやで、あなた」
『えっ、……っま、あぁぅっ……、、』



名前で呼ばれるだけでこんなに胸きゅんするなんて。
そして激しくなった腰に比例するように気持ちよさを感じて声も抑えられなくて。



「……っ、あなた…イきそ、」
『まっ、て……ふうが…やっ、、なんか、』
「…あなたもイける、?……ぅ、」
『やっ、むりっ…きちゃぁっ、……!』
「ふっ……ん、イく……ぁっ…」



先程とは桁違いの絶頂。
大西も疲れたのか横に寝っ転がってきた。



「…ごめ、優しく出来んかった…」
『んーん。…おおにし、「風雅。って呼んで」
『……ふうが、とできてよかった、ありがと』
「ん。俺も、あなたとできてよかった。……眠たいんやったら寝ててええで。俺も、寝る」
『んぅ…』



もっと風雅と話したいのに、身体の倦怠感には勝てなくて。静かに眠りについた。
夢の中で、「ずっと、大好き…」という言葉が永遠と流れていた。



その理由は、眠りに落ちる前に風雅が耳元でそう呟いたから。



離れても、大好きやで。風雅。
この気持ちは、夢から醒めてから伝えることにしよう。














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