今日も今日とてあなたの下の名前は生徒会に追いかけられていた
白虎はそう怒鳴りながらダダダダダ!、とオノマトペが聞こえるほど全力疾走してあなたの下の名前を追いかけている
白虎の言っている意味がわからず、あなたの下の名前は後ろ向きで走っていた体制を前に直して加速しようとした
その時
あなたの下の名前の前方では両手を横にめいっぱい広げた青龍と玄武が待ち構えていた
あなたの下の名前は一瞬焦ったような顔をした
しかし案外何とかなるものだ
3人が驚くのも無理は無い
あなたの下の名前は体制を低くしたと思えば、青龍の足と足の間を滑り抜けたのだ
あなたの下の名前の煽りにまんまと引っかかった青龍は追いかけていた足を止め、その場で地団駄を踏み始めた
追いかけられ始めてから10分は経っただろうか
未だあなたの下の名前を追いかける声と足音は止みそうもない
流石のあなたの下の名前でも10分走りっぱなしは疲れてくるのだろう。段々と息が上がり始めてきた
ガラッ
するとあなたの下の名前が通り過ぎようとしていた化学準備室のドアが開き、そのドアの向こうから手が伸びてきて、あなたの下の名前を準備室の中へ引きずり込んだ
揃って言うことが一緒な蘆屋兄弟なのであった












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。