〜瑞稀side〜
その日は、卒業式だった。
何事もなく、卒業できると思っていた。
それは、俺が何も知らなかったから。
あなたがいなくなったのに、
時間は残酷に過ぎていく
あなたのいない世界は
錆びれた白黒の世界のように見えた
あなたがいなくなって5日が経ったとき
はしもっちゃんから、ある提案をされた
それに俺はふたつ返事で了承をした
俺とはしもっちゃんは後を追うことを選んだ
あなたが居なくなった場所で、俺たちも一緒に
あの世に行くことを選んだ
二人で一緒に、屋上から飛び降りた。
あなたに会いに行ける
そう思ったのに…
目が覚めたら、俺は…
病院のベッドの中だった
はしもっちゃんは、あなたの元に行けたのに
俺だけ、行けなかった。死ねなかった。
恨んだ。悔やんだ。どうして俺だけ…
どうして死ねないんだって…
その後、俺は1人で卒業をした。
望んでもない、卒業を…___________。
〜to be continued〜












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!