第14話

第12話 すれちがい
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2024/02/04 02:26
〜あなたside〜





      あれから、瑞稀は言った通りに





        毎日、私の病室に来た。






     気まづさ故、何も話さない日もあれば






   色んな話を、瑞稀が聞かせてくれる日もあった。






       そして、明日は遂に退院日、





       ベッド生活がようやく終わる…。






コンコン






あなた「…どうぞ、、」



瑞稀「調子どう?明日、退院だけど…」



あなた「大丈夫です、」



瑞稀「そっか、なら良かった。」ニコッ







    …あぁ、またそうやって…優しい顔するッ…




瑞稀「不安なこととか、ない?」



あなた「え?」



瑞稀「学校の授業進度とか、学校生活のこととか…」





      いや、全部、学校のことじゃん…笑




あなた「大丈夫です、特に困っては無いので」





   授業なんて、今まで嫌になるほど聞いてきたし





        それに、学校生活なんて





         もう、どうでもいい。





    瑞稀に嫌われた生活なんてもう懲り懲り。






あなた「……井上くん、」


瑞稀「どうしたの、?」




あなた「…学校では、」









   「私と、他人のフリ…してもらえませんか?」









瑞稀「…は?」







   学校でも、こんな風に話しかけられたりしたら






     私の学校生活も、この先の人生も終わる。






    ただでさえ、瑞稀は女子からモテるから…








     できる限り、反感は買いたくない。






     今までの人生で、瑞稀に嫌われてても





何故か、瑞稀の取り巻き(?)に目をつけられていたし…







        お互いのため、これ以上…





  同じ運命を辿らないために__________。








瑞稀「…なんで、、」
 






    「なんでッ、そんなことッ言うんだよッ…、」









      「そんなにッ、俺のことが」










      「嫌いッッ______、???」











あなた「……うん、」










       「嫌いだよ、すっごくッ…」








瑞稀「ッッ…!!」






…なんで、どうして…私に嫌いって言われたくらいで…








          そんなに、










  泣きそうな顔をするのッッ_________、??





瑞稀「ッッ…」





〜to be continued〜

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