重い体を起こしながら目を覚ます。
部屋にある壁掛けの時計は6:00を指していた。
今日から始まる新生活に少し不安になりつつも、楽しみにしている。
この家は、昔パパとママと3人で住んでいた。
けど、6年前、ママが病気で帰らぬ人となってしまってからパパと2人でこの家を守ってきた。
だけど、パパが海外に出張に行くことになってしまって、高校は幼馴染ののあとじゃぱぱくんと同じ高校を選んだんだ。
その高校は全寮制だから、心配性のパパも安心して許してくれて。
今日は、のあとじゃぱぱくんとその寮の内見の日。
めちゃめちゃ楽しみっ、、!
のあとじゃぱぱくんとは幼稚園の頃からの幼なじみ。
幼稚園の雰囲気に馴染めなくてひとりで困ってたら2人が声をかけてくれて、そこから仲良くなった。
小学校と中学校は違うかったけど、家が近かったから毎日のように放課後遊んでた。
だけど、私が男の子からの嫌がらせを受けて、少し不登校になってからはあんまり外に出なくなったから遊ぶのも少なくなってった。
それでも、高校は一緒のとこに行こう!ってのあが誘ってくれてパパの出張の話もあってすぐにOKした。
部屋に置いてあった小物、服、勉強道具、家族写真、全てを持って家を出る。
もうこの家に帰ることは少なくなりそう。
寂しいけど、一生帰れないってわけじゃないし、ここには家族の思い出がたくさん詰まってて今にも幸せで溢れている。
待ち合わせの公園まで歩いて行く。
そこには大好きな幼馴染がいた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。