第4話

四話:浮かび上がる真実、紅蓮の決意②
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2026/01/21 00:26 更新





『 愛する貴方へ。この手紙を読めているということは、貴方は無事に国境を越えたのでしょう 』


『 あの紅茶に混ぜたのは、眠り薬だけではありません 』


『 貴方の喉を焼くほどの甘さは、猛毒の味を消すためのものでした 』




『 貴方にではなく、私自身の。 』



『 貴方を逃がした罪は、誰かが背負わねばなりません 』


『 執行人が囚人を逃したとなれば、朱桜家は取り潰される 』


『 ですから、私は「貴方を処刑し、その直後に自ら毒を仰いだ」という筋書きを書きました 』


『 貴方を追い詰めたこの腐敗した家門を、私の死を似て終わらせます 』


『 貴方に私印章は、私の心臓そのもの 』


『 それを使って、どうか新しい名前で、自由に生きてください 』









あなた
嘘だ⋯⋯司くん、そんなの⋯⋯!














手紙の最後には、にじんだ文字でこう書き加えられていた

















































『 未代まで貴方を恨むと言ったのは、嘘です 』


『 貴方を恨むことでしか、私は正気を保てなかった 』





































































『 ――さようなら、私の、たった一人の騎士様 』



























馬車の窓から振り返ると、遠くの王都の空が赤く染まっていた



それは夜明けではなく、朱桜の本邸が燃え上がる、紅蓮の炎の色だた










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