第7話

イヌホオグリ
318
2025/09/05 09:00 更新



















力があるなら、欲しい
みんなと自分を守れるような




















「……早く知っていたかったです」
あなたの下の名前視点
うちの家はあっちの方だよ!
早く行こー!
あなた
あ、うん……
サクラちゃんに手を引っ張られてそのまま歩道を進んでいった
あなた
ねぇ……本当にいいの?
急にお邪魔しちゃって悪いけど……
大丈夫!!
ロア
うちの親はそーいうの慣れてるから
安心してくれ
どういう慣れ……?!
まぁ…だけどここからは15分ぐらいかかるかな〜?
あなた
そういえばだけど、なんで二人は休日に子供だけで出かけてるの?
雪が積もったから今日はちょっと外に出てきたんだよ!
まぁ、危ない時用のロアはいるけど
ロア
俺をついでに数えるな
テヘっ☆
あなた
子供たちだけじゃ危ないんじゃ……?
大丈夫!
ロア
一応、携帯やらもあるから
そこら辺は安心してくれていいから…
ロアはもう結構大人だしね
ロア
まぁ、それもあるけど…
あなた
仲良しだね
そうでしょー!そうでしょー!
ロアとあたしは仲良しなんだよー!
ロア
……
なんで無言なの!?
ロア
別に
ロア君がサクラちゃんの方から目を背けて言った
ロアの意地悪〜〜!!!
ロア
なんとでも言え
ロア君が舌を出して意地悪そうに言った
なんだかんだ仲がいいな……この兄妹…
そんなことを思いつつも
二人はまだ言い争っているらしい
「本当に仲がいいとなんでも言えるんだよね〜」
あなた
……
仲がいいか……
思えば自分にはそういう友達なんかはいないな、と思った
昔から人に関わらないようにしてきたし、人から避けられることも結構あったからそういう友達はいないのも当然か
〜〜〜〜!!
ロア
〜〜〜w
目の前の二人は近くにいるはずなのに、なぜかとても遠く見えた
あなた
(……いいな)
私にも友達はもちろん欲しい
楽しく話して、他愛もない会話をして一緒に笑い合う
ただそういう関係の友達が欲しい
でも私は作らない、そんな理由は私が一番わかってる











『怖い』
多分それが原因だ
自分の本性を明かすことでそれを君悪がる人もいる、そこから拒絶する人もいる
『気持ち悪っ……』






『本当あなたの下の名前って馬鹿だよね〜ww』
あなた
………
昔、多分学校に通っていた頃
私は本当のことを話した友達に信じてもらえなかった、それを君悪がって拒絶する人もいた
人は……生き物は
自分と少しでも違えば「自分よりも〜〜〜なんだ」と思う
そういうのは人間社会だけじゃなくて、自然の世界にもあるにはある
あなた
(いつか壊れてしまうなら……いっそ関係なんか作らないほうがいいんじゃ?)
ロア
………そうこうしてる間についたな
え、いつもより早い気がする……
あなた
ヒトって楽しいと思うと時間が短く感じるらしいよ前に本で読んだことある
はへぇ〜〜
お帰り
ロア
うぉっ!?
うわぁ!?
あなた
ビクッ…
そんなに驚かなくても……
ロア
なら気配は消すなよ親父!!!
消してないが……?
じゃぁ、それ癖なんじゃ……?
あなた
(どんな癖……?)
全桜
まぁ、いい
それで、そちらの方は?
あなた
申し遅れました、あなたの名字あなたの下の名前と言います
基本的にはあなたの呼ばれてる名前と呼ばれているので好きにお呼びください
全桜
じゃぁ……あなたの下の名前さんで
全桜
それで?
どうかされたんですか?
あなた
実は……
少女説明中……
全桜
なるほど……
それじゃぁ、少し待っていただければ私が治療できますので
先に中に入っていてください二人はご案内して
はーい
ロア
コクリ…(頷き)
それじゃ!いこっか?
あなた
あ、うん……ごめんねいろいろ迷惑かけて
全然大丈夫だよ!
サクラちゃんに手を引かれて、家の玄関の中に足を踏み入れた
人の家に入るには初めてだから緊張する……
ただいま!!
ロア
ただいま〜
あっ、おかえり
手洗ってうがいするんだよ〜
は〜い
娘さんですか?
えぇ、兄妹で
あなた
お、お邪魔しま〜す
恐る恐る声を上げた、すごく緊張する……
ほ〜ら、お姉ちゃん早く!
あなた
ま、まって……
?お客人でも連れてきたの?
あ、うん!
あなた
は、初めまして…
ふと、視界の隅に映っていた人影に見覚えがあった














イギリス
………なんであなたの下の名前がここに……?

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