第9話

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2020/09/14 10:06




















渚優:ドキドキが止まらない____?




あなた:うん………















昼休み,あたし達は自販に行きながら話していた

白布くんと話しているとドキドキが止まらなくなる

これは_____何で?











渚優:いや……それは……うん……でも……




あなた:渚優,この原因分かるの……!?













あたしの話を聞くと

渚優は苦い顔をしていた













渚優:わかるっちゃわかるけど……




あなた:けど……?




渚優:こればっかりはわからせたくないというか……













わからせたくない?

どういう事____?









あなた:渚優何で?あたし知りたいよ……!




渚優:ん〜……でも……うーん……











渚優は苦い顔をしたまま教えようとしてくれなかった

一体どうして_____?






















白布:あ,あなたじゃん




あなた:……!

















また呼ばれた____あたしの名前

しかも今回はちゃんと白布くんが自分で呼んだ











あなた:白布くんあたしの苗字知ってる…?




白布:?知ってるよ?飯島でしょ?




あなた:そ,そう……!









" 急にどうしたんだよ "と笑う白布くん

確かに____変な質問だったかもしれない












白布:急に下の名前で呼んだから驚いた?




あなた:え,あ,うん……




白布:太一が" あなた "って呼んでるし先輩達も皆" あなたちゃん "って呼んでるからさ




あなた:な,なるほど…!そういう事か……!










太一くんと先輩達の影響だったのか

でも苗字で呼ばれるよりも____嬉しい













白布:あ,そうだ




あなた:……?












白布くんは突然携帯を取り出した














白布:LINE,交換しない?




あなた:え_____?












あたしが白布くんとLINEを交換_____?












あなた:い,いいの……?




白布:あなたならいいよ別に










" あなたなら良いよ "

そう言われたことが本当に嬉しかった






















あなた:できた……!




白布:ん。ありがとな












" じゃあまた "と言って白布くんは友達と去っていく

どうしよう____またドキドキしてる














渚優:……あなた




あなた:……?




渚優:……今,ドキドキしてる?




あなた:……うん,すごくしてる













男子と話してこんなにドキドキしたことは

太一くん相手でも無い_____本当に初めてだった




















渚優:……言っていいのかわからないんだけどさ




あなた:……?




渚優:あなた,あんた多分____






























____白布くんに恋してるよ。













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