第135話

新章25
34
2026/04/01 10:49 更新


―――No Side



マッシュ vs. マーガレットの試合が終わった瞬間、何者かによる魔法によって、時間が停止した


空間が割れ、数人の男が闘技場内に侵入する


魔法の影響を受けなかったのは、校長とあなた、そして、あなたの“お守り”によって魔法が弾かれたマッシュの三人


魔法を拒絶したと同時に、あなたの“お守り”はマッシュが手に取った瞬間に砕け散った


状況が理解できないまま、あなたは侵入者を見つめた


まるで最初からマッシュが狙いだったかのように、その男は真っ直ぐにマッシュに向かっていく
???
やっと見つけた…………私の可愛い“子供たち”よ


一瞬、その男はあなたの方を見た


マッシュは近づいてくる男を警戒し、臨戦態勢をとり始める


あなたも、明らかに味方ではない男の様子に、観客席から闘技場への侵入を阻む魔法を突破して闘技場内に降り立った


男はどんどん近づいてくる―――
???
―――待たれい


その間に割って入ったのは、校長であった


校長は杖を手にし、男と対峙する
???
邪魔だ、ウォールバーグ。私にはその子たちが必要だ
ウォールバーグ校長
この子たちをそう易々と渡すわけにはいかん


次の瞬間、校長の荒々しい殺気が辺りを支配した。ものすごい威圧感だった


男の後ろに待機している、恐らく仲間である男たちも冷や汗をかいている
???
その子たちは大事な家族だ…………私のためのね
ウォールバーグ校長
ならば、ワシを倒して奪えばいい


瞬きをすると、まるで二人がいた空間だけ切り取られたかのように、その二人は消えていた


そして同時に、観客席にいたドット、ランス、闘技場内にいたマーガレット、校長と共に監督していた神覚者カルドから解放され、闘技場内に集結した


闘技場内には無数の人型の怪物が現れ、あなたたちを取り囲んだ
マッシュ·バーンデッド
行こう、あなた
(なまえ)
あなた
わかった、兄さん


二人は頷き合い、怪物たちをどんどん倒していく


他のメンバーも加勢するが、怪物は減っていく様子がなかった
カルド·ゲヘナ
……キリがないな


そして一行は、ある事態に気づく
ドット·バレッド
あれ見ろ! あんなのが落ちたらひとたまりもねえぞ!!


全員が凝視する。視線の先には、上空に浮く巨大なモーニングスターのようなものがあった


トゲがいくつも突き出ている高い足場に立つのは、七魔牙マギア・ルプスの件で戦ったセル・ウォーだった


あれを落とし、この場の人間を全て殺す気だ


計画を阻止すべく、一行はセルのもとに向かおうとするが、それぞれに更に強力な怪物が立ちはだかった
マーガレット·マカロン
それぞれに足止め役がいるってわけね
マッシュ·バーンデッド
僕たち、いない……


ポツンと残されたマッシュとあなたは、お互いの顔を見る
マーガレット·マカロン
間違いなく誘い込まれているわね
(なまえ)
あなた
…………じゃあ、私はセル・ウォーアイツの方に行ってくる
マッシュ·バーンデッド
それなら、僕は校長の加勢かな


さっさと話し合いを終わらせ、二人は走り出した


いったい、何が二人を狙っているのだろうか―――



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