春の風が校舎を抜けるたび、制服のリボンがふわりと揺れた。
入学式が終わったばかりの校庭は、新入生のざわめきでいっぱいだ。
私はクラス表の前で立ち尽くしていた。
――知らない名前ばっかり。
そりゃそうだ。今日入学したばかりなんだから
私は早くも将来を悲観していた 。
周りを見るともう友達が出来ている人がちらほら居た
そう、私は、極度のコミュ障なのだ 。
自分から声をかけることなんか出来るわけない
そんなことを考えていると 、
チャイムが鳴り、次々と一年生たちが教室に向かって行った
私は階段を登ることに必死だった 。
私は階段を登り終え、廊下であることに気がついた
あ 、やばい終わった 。 と思ったその時 。
後ろから『あの 、』と声をかけられた 。
私は、びっくりして声が裏返る
...めっちゃいい匂いする!!!((( 殴
私の来ている制服の名札に気づいてくれたのか 、
直ぐに新入生だと気づいて、教室まで送ってくれた
この人の隣歩いてる時まじでいい匂い(( 2回目
てか、会った時から思ったけど 、顔イケメンすぎ((
この人絶対モテるじゃん ((
先輩はふっと柔らかく笑い、
その笑顔がまぶしくて、私の脳が一瞬だけ停止した。
それはもう、
“名前を聞かれる”という超平和な行動なのに ッッ!!
私には、一世一代の告白にしか聞こえなかった。
神様、ありがとう(?)
小さく名乗ると、
先輩はその名前をゆっくり噛みしめるように繰り返した。
あまりにさらっと言うものだから、
胸の奥がぎゅうっと熱くなる。
もちろん、私は即座に顔を覆った。
ふっと微笑んで去っていく先輩の背中。
名前を呼ばれた余韻が、
ずっと胸に貼りついて離れなかった。
先輩が去った後 、後ろから 『おーおー、いい感じじゃん』と声がした
後ろを振り返ると、見覚えがある人が居た
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。