ひなこ視点
私は、暴走していた
自分では、おさえきれなかった
目の前で、大切な人達が、苦しんでるのに…
助けられない…(涙)
皆…死んじゃう…
私は、どんなに声を出しても、皆に届かなかった
でも…
しゅんが、話しかけてくれた
しゅん…もうやめて…
私は…誰も…傷つけたくない…
すると、私は、体が勝手に動いてしゅんの首を締める力を強くした
私は、苦しかった…
苦しいのは、しゅん達なのに…
当たり前だが、しゅんは、気絶した
私は、誰にも届かない声で、泣いた
こんな…こんなはずじゃなかった
誰でも…いい
お願いだから…私を…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。