途端に、二重人格だったかのように、変貌して狂い笑い出したのだ。
不気味な笑い声で笑いながら、ミント色の椅子に座る。
そして。
一瞬おかしくなったような真顔になったのち、
「ハハハハッ!!」と、また狂い笑い出した。
黒木が静かにいうと、神崎はポケットから手錠を取り出す。
そして_________
カチャンッ
ほぼ荒く肩を掴み上げ、澤登を立ち上がらせた。
澤登は、そんなことを呑気に言っていた。
黒木は駆け寄ってきた彩乃へ言葉を投げかけた。
諸星が黒木の指示通りにロッカーへ行き、鍵を開けた。
...しかし。
末長や木村が片眉を上げた、その次の瞬間。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。