ローレンさんに借りた
服で全身を包んだ
昨日寝たベッドと同じ、
彼の匂いがしてどうも落ち着かない
ローレンさんの後を追うように
ただただついていく
「失礼だな」なんて笑いながら言う
ローレンさんの隣に乗り込む
だって、髪赤いしチャラそうだし
どっちかっていうと原付とかの
免許を持っていそうだから
すこし、いや、結構意外だった
どんどん変わっていく景色を
車窓から眺めていたらローレンさんが
口を開いた
決して一緒にいたいとは言ってない!!!
ローレンさんには拾って貰って感謝してるし
すっごく優しい人ではあると思うけど
ずっと一緒に居たら心臓がもたない
どうでも良いような会話をして
2人で笑っていたら、
お目当てのショッピングモールに着いた
ローレンさん何買いに来たんだろう
私も連れてきたってことは
なにか関係あるんだろうか?
色々と考えたまま、
ローレンさんとの買い物が始まった
そう、ローレンさんが手にしている
服は何方もかわいらしい女性物
なんでローレンさんが買うんだ??
もしかして彼女さん…?
いや彼女さんいて私拾ってたらやばいよな












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!