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第39話

第37話
4,421
2023/04/03 14:25 更新
ハンジソン
ハンジソン
…………。
小さなベッドに成人男性2人。



窮屈なベットから起き上がろうとするが、



この時間がまだ続いて欲しくて、



ベッドからなかなか出る気にならない。



ぼんやりとした意識の中、



顔をつつかれている感覚がした。

リノ
リノ
………………起きた?
ハンジソン
ハンジソン
……なんでここに。
リノ
リノ
…お前、なんも覚えてないの。
ハンジソン
ハンジソン
………………………………いや、そういう訳じゃないけど。
リノ
リノ
愛してるって、言ったくせに。
ハンジソン
ハンジソン
なんて?
リノ
リノ
……なんでもない。
てかなんで僕から離れようとしたの。
ハンジソン
ハンジソン
あ、あぁ……
リノ
リノ
寂しい、とか、また1人になった、とか。
いくら僕でも分からない範囲の話じゃん。
ハンジソン
ハンジソン
それは…………。

ずっと胸の内に隠していた欲望を、



夢だと信じて全部話してしまったんだ。



そう望んだのも、あくまで僕自身だけど。

リノ
リノ
おい、なんとか言……
ハンジソン
ハンジソン
リノヒョンはさ、僕のことどう思ってる?
ハンジソン
ハンジソン
あと、昨日のキスって夢じゃないよね?
リノ
リノ
いや、それは……なんというか、、、。

ヒョンの歯切れの悪さからして、



昨日のことは全て現実みたいだ。
ハンジソン
ハンジソン
ヒョン、優しいから。
リノ
リノ
うん。
ハンジソン
ハンジソン
みんなヒョンのこと好きになるでしょ。
リノ
リノ
そうでも無いけど?
ハンジソン
ハンジソン
僕の……こう、なんて言うか…胸がいっぱいいっぱいになっちゃうんだよ。
ハンジソン
ハンジソン
そういうの見てると。
ハンジソン
ハンジソン
……上手く言えないや、ごめんね。
リノ
リノ
ふーん?
嫉妬……。と言うほど簡単な感情ではなくて、



思いは通じあっているはずなのに、



どうにも不安になってしまうこの気持ちを、



僕の中で持て余してしまって、



結局リノヒョンから離れてみるしか無かった。



うまく説明出来ずにいる僕を見ながら、



ヒョンは何故か満足そうに目を細めた。



その後、またなにか思い出したような顔をして、



再び不満げな顔をして言った。
リノ
リノ
あと、お前が好きな奴誰なんだよ。
ハンジソン
ハンジソン
…………え、?
リノ
リノ
この前言ってただろ。
ハンジソン
ハンジソン
あぁ、

そんなことも言ったっけ。



別にそんな人いないけど、



ヨンボガとの話の流れと勢いで言ったことを思い出した。

ハンジソン
ハンジソン
いや、まぁ、、もういいかな。
リノ
リノ
はぁ?何がいいんだよ。
ハンジソン
ハンジソン
僕にはリノヒョンがいるし。
別に、そういうのいいや。
リノ
リノ
……勝手なやつだな。

僕にいつものように毒を吐きながらも、



さっきほどは不満な顔じゃなくなったのを見て、



やっぱ僕にはヒョンなんだなぁ、と思う。
ハンジソン
ハンジソン
リノヒョンは、恋愛とか、どう思う?
リノ
リノ
別に。今は興味ない。
ハンジソン
ハンジソン
……。

いつか来るその時まで。



僕は生殺し。



でも、少しでもヒョンと居られる幸せな時間が長く続くといいな。

リノ
リノ
お前がいるから。別に、それでいい。
ハンジソン
ハンジソン
……、そっか。

そっぽを向いて、そう言ったヒョンが、



どうしても愛おしくて、



ふわりと頭を撫でると、ヒョンのアーモンドの形をした瞳が揺れる。
ハンジソン
ハンジソン
こうやって話すのも、久しぶりだね。
リノ
リノ
…あぁ。
ハンジソン
ハンジソン
ねぇ、やっぱりヒョンの隣に戻ってもいい?
リノ
リノ
それ昨日聞いた。
ハンジソン
ハンジソン
そっか笑
リノ
リノ
お前も、僕から離れていくなよ。
ハンジソン
ハンジソン
はは、どうかなー。
リノヒョン次第かなー笑
リノ
リノ
茶化すな。
ハンジソン
ハンジソン
……ごめん。
リノ
リノ
とにかく、僕がいるんだからお前はひとりじゃない。それでいいだろ?
ハンジソン
ハンジソン
うん。
ハンジソン
ハンジソン
僕は…きっとソウルメイトのままはちょっと不満足だけど、……今はまだ、このままで。

そう言って、



僕はこれが現実だとちゃんと自覚して、



リノヒョンに優しく、ヒョンが下よりも少しだけ長くキスをした。



ヒョンは目を伏せて、また少し顔を赤くした。

ハンジソン
ハンジソン
僕のものになって。
リノ
リノ
……検討する。
ハンジソン
ハンジソン
えぇ?残念だなー。

でも、こんな答えの方が、リノヒョンらしくていいや。



結局この気持ちを胸に留め続けることは出来なかったけれど、



リノヒョンが僕のそばにいてくれると言った。



それで、それだけでいいや。

ハンジソン
ハンジソン
朝ごはん、食べに行こ。
リノ
リノ
…ん。

まだ気だるい身体で、



なんとか布団から抜け出してひんやりとしたフローリングの床に裸足で立つ。



同じように僕の隣に立った、



ヒョンの目の下にうっすら出来たクマを撫でて、



僕らは連れ立って部屋から出た。



イエナはもう起きているみたい。



さすが空気の読めるマンネだと感心して、



僕らは朝ご飯を食べに1階へと下っていく。



元はと言えば、



嫉妬(?)に狂った僕が、



リノヒョンの将来の相手のことまで考えた挙句、



避けて僕らの間に溝を作ったのが原因だ。



僕ら(主に僕)のせいで、みんなにも気を使わせてしまっただろう。



後で謝っとかないとなぁ。



階段を下り終わったことに気づかず、



蹴つまづきそうになった僕を、



呆れた顔で振り返って見たリノヒョンに、



僕は笑顔で応えた。



離れられないなら、もう一生ずっと隣にいよう。



そう胸の中に誓って、



僕はリノヒョンの隣りに再びならんだ。








































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完結です!!

最後サボり癖がでて、長い期間お待たせしてしまって、申し訳ありません汗…………m(_ _)m

この小説を読んでいただいた方、

フォロー、いいねしていただいた方、本当にありがとうございます🙇‍♀️

こんなに見ていただけるとは思ってもみなくて、

とてもモチベーションに繋がりました!

アフターストーリー的な感じのネタがあれば、コメントして頂けるとが幸いです……。

次のチャンリクスの小説も、良ければ読んでください!




では、次回作でまた。

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