頭の中で思い浮かんだ光景に、俺は混乱する。どう言うことだ?ゆのが仕向けた…?はる姉って…というか、あれ…見透かすような瞳…茶髪の長い髪…透き通った声…まさか…。…いや、だとすると…目の前のコイツは…コイツは…
お前がなんでだろって聞いたじゃん()そんで此処に居るのはなんでですか。てかやばい…コイツやばい。マジで本当に本人が疑うレベルで怖い。待ってくれその怪力というか反射神経と身体能力どこ由来のもんや()
何か策があるのか?それとも目的が?霊夢…。そいやこいつメイド服さっき脱ぎ捨てて…まさか…。
最悪…これは…
背後からの殺気。反応したはいいものの身動きが取れない現状。ミルフィに注意しつつ背後から現れたそいつの事まで認識して警戒するとか俺には余裕で無理。最悪3分で死亡ルート…。
そうさ、俺は一度も負けるなんて言ってない。俺は一度も…
カキーン!!
その瞬間、俺の背後から襲おうとしていたそいつと、俺の知り合いのナイフがぶつかり合う。大きな金属音と共に、ミルフィは驚いた顔をした。ミルフィ側のそいつも、どこが相手が悪そうに睨み付けている。
何が起こったか。目の前に現れた希空が、柚莉愛に連れ去られた。終了()
暗殺者?ってのは全員こんな思考変な方向に曲がってんのか?なんかそれはそれで…心配になってきたぞコイツらの将来。暗殺から足洗ったやつとか大変そうだな…。
第十六話「暗殺者vs暗殺者」
最後ふざけたすまん時間がないんだ()
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。