第37話

1 - 36 私情
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2024/11/14 08:08 更新


















爆豪くんが戻ってから、少し憂太との会話を思い出していた 。
















































ペ チ ン ッ


























誰もいない廊下 自販機の前の椅子








静寂に乾いた音だけが響く 。






























頬がヒリヒリと痛む 。




























乙骨
「 なんで... あんなこと言おうとしたの 」





あなた
「 ..... 」












” あんなこと ” ...








今になって後悔してる 。


口が勝手に... なんて言い訳にしかならない 。










止まらなかった …

コントロールが効かなかった 。




いつもできてたのに …



ちゃんと抑えてたのに 。





















乙骨
「 あの時あの場で1番辛かったのはあなたちゃんでしょ? 」
の気持ちも分かる君がなんで ... 」









あなた
「 ... イライラしてたんだ、すごく 」


乙骨
「 ... 」










コントロールできなくなるくらいに 。















あなた
「 あの時、憂太が止めてくれてよかった 」
「 自分では止められなかった 」

















私は唯一呪術師の中で の気持ちも理解出来る存在 。
























私にも彼らと 気持ちを抱いたことがあった






そんな腐ったモノは一瞬にして全て崩れたけれど 。




























1度は抱いたことがあるからこそ彼らの気持ちがよく分かる 。













私は1番言ってはいけないことを言いかけてしまった 。






























乙骨
「 ” 任務に私情は入れない、入れてはいけない ” 」




あなた
「 ...! 」







乙骨
「 覚えてるかな... あなたちゃんが僕に言ってくれた言葉だよ 」






























”” ねぇ 憂太 ””


”” 任務に私情は入れない、入れてはいけない ””


”” 任務をしてるときはね、
私達は嫌でも ” 呪術師 ” なんだ ””


”” 呪術師として
任務を遂行することだけを考えていればいい ””


”” 私情は任務が終わってからでも吐き出せる ””



























いつの日か、そんな善人じみたことを言ったことがある






















乙骨
「 さっきは任務を全うしないといけなかった 」
「 私情を入れてはいけなかった 」
「 けど今は、今だけは違う 」
「 いいんだよ、少しくらい私情を吐き出しても 微笑


























憂太 や 悠仁 のような ” 善人 ” が

で... それを超えちゃうくらい なんだ










否定も拒絶もできない




























  の影がちらつく 。



  と話すときはいつも本音がぽろぽろとこぼれた 。



まるでそのときみたいだ 。


















気づけば目頭が熱くなっていてあたたかいソレが頬を伝った 。























あなた
「 最近、悟が... 私を突き放そうとしてる気がするの...、 」
「 怖いんだ、悟にはもう私は必要ないんじゃないかって 」
「 私には悟しか、いないのに ...ッ 」




乙骨
「 そんなこと... 」




あなた
「 わかってる、そんなことないって私も思いたい...! 」
「 けど... 見ないようにって閉じ込めてても不安は募る一方で、どんどん気持ちのコントロールができなくなるの...ッ 」



















悟は ” 最強 ” で 私は ” 最強 ” のを被っただけの ” 弱者 ”




















      私は1人じゃ何も できない けど



      悟は1人でも できちゃう から

































あなた
「 私は... あそこにいちゃ、だめ なのかな ッ、 」















ギ ュ ッ















乙骨
「 そんなわけ ッ、ないじゃないか...! 」

















憂太に痛いくらい抱きしめられた 。







私の肩や頭に触れる手は微かに震えていて …









憂太の腕の中は凄く、 暖かかった 。


















乙骨
「 あなたちゃんがいたいと思ったとこにいていいんだよ... 」
「 高専に君を否定する人なんていない 」
「 五条先生も含めて、ね 」
















































あなた
” _ _ _ 、_ _ _ ... わたし、ここにいていいの...? ”




_ _ _
” ハァ 〜? 今更何言ってんだよ ”




_ _ _
” きっと人に合わせるのが癖になっているんだろう ”

” いいかい、あなた ”

” あなたの居場所はあなたが決めるんだ ”

” 誰かに従って選ぶものじゃない ”




あなた
” わたし、が... ? ”
” でも、みんな わたしのいけんはもとめてない って... ”




_ _ _
” あ゛〜 めんどくせぇ!俺らはテメェの意見を聞いてんの!”
” そんな奴らと一緒にすんな ”
” ガキはガキらしく我儘言っときゃあいいんだよ ”




あなた
” わが、まま ... ”




_ _ _
” あなたのいたいところにいればいいさ ”
” 私たちは君を否定しない ”




あなた
” わたし、は... ───── ”




_ _ _
” ハ ッ 少しはガキらしくなったな ”




_ _ _
ふふ いいじゃないか ”
” あなたは本当に可愛いね 微笑




































































忘れていた ... ううん、忘れようと必死だった 。



苦い、 苦い あの 夏 の 記憶 。

































もし、 過去 に戻れたりなんてしたなら 、




















私は... 彼らを 拒絶 するのだろう 。




































 出 会 い た く な ん て な か っ た と 。

























































             1章 完









             




















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 ふぉんと さん 🔦ありがとうございます!!!


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