眉済の兄貴は彼女がいる部屋のドアをパタンと優しく閉じた後にそこから数歩歩く。
彼らは彼女の耳に届かない程、そのドアとの距離は十分にとれた
まさかの急展開で彼らは分かりやすく困惑している様子を見せた。
眉済の兄貴の表情は更に硬くなり、腕を組みながらこう言った。
その眉済の兄貴の一言であたり一面が一瞬で静かになる。
それを聞いた伊武の兄貴が口を開く
その時、彼は眉間にシワをよせながらこう言った
会話が進むにつれて段々大きくなる不穏な空気…
その空気に耐えられなかったのだろう…
阿蒜の方に目を移すと、彼は少々身震いをしていた。
そして彼女のいる部屋に入ろうとした時、ある人物が声を掛けてきた。
その人物とは井上兄貴と龍本の兄貴。
そう言うと、阿蒜は軽く井上の兄貴に泣きつく
井上の兄貴は無邪気な笑みを浮かべわしゃわしゃと阿蒜の頭を撫でる
2人は頑張ってその場を和ませようとしているのか
子供のように楽しく話出す
これで安心できる……
そう思ってた…
伊武の兄貴は自身の後ろから何者かの気配を感じ取った。
走る音と共に聞こえる何者かの吐息…
龍本の兄貴も気づき始める
段々と大きくなる、吐息と足音
そこにいるほとんどの人が何らかの危険を察知する
眉済の兄貴は足音がする方へ指をさした…
そう…もうすでに遅かった…
その人物は息を切らしながら阿蒜達の前に現れた…
その人物の正体は…
獅子王組の女極道 夜桜 光綺
彼女の顔は酷く青ざめていた…














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。