隣の席の廣瀬遼
イケメンで人懐っこくて成績優秀でスポーツ万能
こんな完璧なモテモテの人気者が
私と仲がいい理由 ____________
帰りのホームルームが終わった直後
賑やかな教室では普通の声量で話したって
周りにはあんまり聞こえない
彼の姉を知っている仲
お互い家を知っていて上げられる仲
もう分かると思うけど、私達は " 幼馴染 " だ
いつも一緒に帰ってるのは隣のクラスの咲哉
ただ気が合うだけの、恋愛感情なしの関係
周りの目は少しだけ気になるけどね
そっかーと返事をした咲哉
遼ん家にどんくらいいるか分からないし
わんちゃんよるご飯も一緒とかあり得るし
そういえば咲哉の誘い断ったの初めてだなー
なんて考えながら、他愛もない話をして帰った
今いるのは遼の部屋
さっきお姉さんと会ってきたが、元気すぎたので
遼の部屋に二人で避難中
ほんとは嬉しいくせに 〜 なんて煽ると
遼は倍返し以上にして頭をグリグリしてくる
遼が中々辞めないので私もやり返してやろうと
遼の方に手を伸ばした
ギリギリ届くか届かないかの位置にある
遼の頭に頑張って手を伸ばした
その瞬間 _______
遼が力を抜いたのか、私が前にいきすぎたのか
私が遼に手を伸ばすと同時に体ごと遼へ向かった
そして私が遼を押し倒すという、
あり得なさすぎる構図になってしまった
私の左手は遼の耳元に肘を付く形になって
右手は遼の胸板に付いていた
そして遼の手は私の腰と頬に付いている
恥ずかしくなって、湯気が出るくらい熱い顔を
精一杯気にしないように頑張りながらそう言った
そうは言ったものの、立ち上がろうとしても
腰が抜けたのか体に力が入らなかった
恥ずかしさが限界を超え、声すらまともに出ない
そんな中精一杯振り絞って声を出そうとすると
何かが唇に触れるのが分かった
遼が親指で私の唇を押さえた
あまり見ない、真剣な表情
胸がドクン、と大きく跳ねた気がした
キ、ス …… ?
kiss …… ?!?! //////
驚いて声が出た頃にはもう遅くて
驚きの声を出した直後、唇がなにかに塞がれた
_____ 生暖かくて、柔らかいもの
唇が離されて、目を開けると
視界いっぱいに遼の綺麗な顔が映し出された
すぐに遼が口を開いた
その2文字、たったの2文字を理解するのに
相当時間がかかった
す、好き …… ?
好きって、言った ……… ?!
この人、今、え …… ?!
うそだうそだ、冗談はやめてほしい
え、ほんとに …… ぇ、?!
おっっっそくね … ?
うちら今 17歳やけど … 中1くらいでやっと
物心ついたってこと ??
なんて ? を浮かべながら遼を頭の中で馬鹿にする
それを悟ったのか遼は、溜息をついてから言った
真剣な眼差しで私と目を合わす遼
言い終われば、少しだけ首を傾けてふと微笑む
拒否なんて選択肢、端からないから
私達は今日、" 幼馴染 " から " 恋人 " に進級した
ながいねごめんね
いつの間にか 1500文字書いてた

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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。