第10話

告白
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2021/11/20 11:04 更新
ブラック
ブラック
……オレちゃんは君の事がが好きです


優しく抱きしめられて、優しい声で、いきなり告白されて驚いた。


あなた
あ、え、ぇと、
ブラック
ブラック
返事は今じゃ無くて大丈夫です
オレちゃんは悪魔です
人間のいう『恋』や『好き』なんて感情は知りませんでした
ですが、君に出会って、君とたくさんおしゃべりして、君の事が気になって
気がつけば君の事が『好き』になってました
『恋』をするというのは、なかなか難しい感情なんですね
知りたい感情の1つではありましたが、いざ知ることができるとこんなにも心が乱されるモノなんですね

こう見えて、結構余裕ないんですよオレちゃん


こんなブラックさんは初めて見た。
まぁ、出会ってそんなに時は経ってないんだけど
けど、私が知るブラックさんはいつもヘラヘラしていて何考えてるから分からなくて、何かしらの余裕を見せてるような、そんな感じ。

体を離して、面と向かう。
少し伏し目がちに私を見てる。

私は、私の
気持ちは……




あなた
私は……、私も多分好きだと思います。
きっと多分ブラックさんを初めて見た時から
こんな境遇になってからとにかく毎日を生きるのに精一杯になってて、そんな中でブラックさんに出会って、契約してないのに、毎晩私とお話してくれて、ブラックさんとお話していたあの時間がものすごく嬉しくて
ブラックさんのおかげで私今を生きてる
もっとブラックさんと一緒に、居たいです
ブラック
ブラック
あなたさん……オレちゃん悪魔ですよ?
いいんですか?
あなた
ブラックさんだからいいんです!
むしろブラックさんじやなきゃ嫌です!

ははっ
まさか悪魔と『恋』に落ちるなんて
人生捨てたもんじゃないなぁ


ブラック
ブラック
オレちゃん嬉しいです!


再度抱きしめられる。
ブラックさんの体温を感じる。
心地良いなぁ


ブラック
ブラック
本当に君を傷つけてしまってすみません
治るまでしっかり看病しますよ!
あなた
てことは、私ここに居ないとですか?
学校どうしよう
ブラック
ブラック
それなら心配ありません!
学校の方にはオレちゃんから連絡済みです!
あなた
え?!
いつの間に?!
ブラック
ブラック
あなたさんが家で倒れているのを見た時くらいですかね
オレちゃんの部屋に運んだあと、親族のフリをして連絡は入れておきました!

手際良すぎない?
てか、めちゃめちゃ大事にされてた感が今伝わってくる
初めて知れた感情を持つと悪魔ってこうも変わるのだろうか
よくよく思い返してみると、なかなか溺愛されてたのかも?
本人に自覚が無かっただけで…



ブラック
ブラック
ですのでしっかり休憩をとって下さいね!
今まで大変でしたでしょうし

愛されるって本当に嬉しいなぁ


あなた
ありがとうございます、ブラックさん
ブラック
ブラック
それから……あなたさんオレちゃんと契約しませんか?
あなた
え?

どこからかともなく契約書を取り出すブラックさん
あれ、なんかいつもと違うような……


あなた
あ、あの、婚姻届ってかいてますけど?
ブラック
ブラック
カカカッ!
この契約書にサインしてくだされば魂になってもずっと一緒です!
あなた
ま、待って待って!
私まだ14歳で、結婚できる歳じゃあ
ブラック
ブラック
それは人間界の決まりでしょう?
魔界なら関係ないです!

あ、そういや悪魔だったこの人

ってかいきなり急展開過ぎでしょ!!



ブラック
ブラック
オレちゃんと、契約…できませんか?


そ、そんな子犬のような表情(風に見える)で言われると…


あなた
……私、は、天寿を全うしたいです
ブラック
ブラック
はい
あなた
それから、これにサインするなら、私が16歳になるまで待っていてほしい、です
ブラック
ブラック
……分かりました!
オレちゃんは悪魔ですのでずっと待っていますよ

心配しなくても君がおばあちゃんになってもずっと一緒にいますから
ブラック
ブラック
君が16歳になったらオレちゃんと婚姻けいやくしてくださいね


約束を交わすようにキスをした。








ーーー好きですよ、あなたさん……













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