第26話

🌸
1,401
2020/07/29 11:04
退院してから何週間か経ち、夏休み。

8月。首筋に ツー と汗が垂れたのをえりのあたりで拭き取り、手をパタパタしているいつもよりも何だ

か色っぽいあなたと並んで歩いている。

今日は、初めてのデート。

あなた『ねねっ どこ行くの?』

無一郎「秘密っ」

あなた『え〜』










ザーザー

あなた『海だ〜!!』

無一郎「あなた、海好きだったよね?」

あなた『うん!』

あなた『あっ 綺麗な貝殻』

無一郎「ほんとだねニコ」

あなた『うんニコ』



無一郎「あなた____海が綺麗ですね。^^*」

あなた『そーだね^^* ってかなぜに敬語?』

無一郎「さぁ?」

あなた『ふふっ』

2人顔を真っ赤かにして口付けをしていた時、


「海が綺麗ですね。__本当の意味が伝わるのは、あなたがお馬鹿ちゃんじゃなくなってからかな?」


なんて考えてたのは、僕だけの秘密。




















プリ小説オーディオドラマ