あなたside
ここは?
真っ暗で、静かな場所
あそこだけ、少し明るいかな
行ってみよう
っ!
みんな?
修くんは!?
よかった、無傷みたい…
千佳ちゃんは、ちゃんと戻ってるね
じゃあ、私はもういらない存在かな?
「フォッフォッフォッ」
!?だれ!?
「お前は、自分の価値があると思うか?」
あるわけ無いじゃん
私は、存在していい人間じゃない
「存在しないほうがいい人間なんていないじゃろ?」
そんなの綺麗ごとだよ
私は、そんな綺麗ごとの話を聞きたいわけじゃないの
「ほう…」
「じゃあ、おまえさんは自分に好意を寄せている人の思いを無駄にするのか?」
っ!
そんな人どうせいないもん!
「いやいや、おるおる」
「わしが知ってる中でも3人はおるぞい」
は!?
思い当たる人なんていないんですけど!?
「そなたが気づいてないだけじゃ」
「その人達の想いも聞かずに真剣に向き合わずに逃げるつもりかのぉ」
っ!
あんた、そういうことに私が弱いこと知ってるくせに!
「そうじゃよ?」
「知っておる」
「だから、言っているのじゃ」
「おまえさんに生きてもらうために」
なんで…
「おまえさんは忘れたのかのぉ」
え?
「「愛されたい」といったのはどこのどいつだったか?」
…………っ!
お主、愛されたいか?
ワールドトリガーの世界で愛されてくるのじゃ
そうだったね
私がワールドトリガーの世界に転生したのは
神様のおかげだったね
わざわざ、ルール違反してまでやってくれたのに
期待に添えなくて、ごめんね
「やっと思い出したか」
「今度こそ、ちゃんと愛されてこいよ?」
うん!
もう、こんなことがないように頑張る!
「わしももうこんなことはこりごりじゃ」
ふふっ
また、私がタヒにかけた時はよろしくね!
「ああ」
あっ!
あっち、光ってる!
うわ、まぶし!
ピッ
ピッ
ピッ
ピッ
ピッ
診察
ダッダッダッダッ











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。